ルリボシカミキリ
ルリボシカミキリは中型のカミキリムシで、日本の固有種です。 青い地色に黒模様の美しい外見であるところから、日本を代表するチョウがオオムラサキであるのなら、日本を代表する甲虫はルリボシカミキリだという人も少なくありません。
青と黒の模様は徹底ていて、脚もそうですし、触角も節が黒で他は青です。 そしてこの美しい青い色を貴重にしているのは、標本にすると次第に赤褐色化してしまうことで、青い色の美しさを長期間保つことはできません。
卵はブナ、ナラ、クルミなどの枯木や伐採木の樹皮の隙間に産み付けられ、幼虫はその枯死材部を食べ、約3年かけて育ち、成虫になります。 成虫も、大型のシロスジカミキリやゴマダラカミキリのように生木を食害することはありません。
伊吹山の山頂付近にいた写真のルリボシカミキリは、ほとんど動きませんでした。 お昼寝中ならいいのですが、弱っているようにも見えました。
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コメント
スゴ~イこだわりのカミキリムシなんやと知って
唖然
ど~ぉ この青と黒の模様の関係
ど~ぉ それも生きてる時だけの色合い
ど~ぉ 子供も大人も生木は食さないよ
へぇ~~ そうなんや・・・・・
でもシンドそう
こだわりを捨てたらもっと気楽になれるのに??
投稿: わんちゃん | 2010年8月20日 (金) 17時38分
このルリボシカミキリは本来の美しさに少し欠けていたように思います。
元気の無さに関係していたのかも知れません。
ど~ぉでもええからそっとしといて、とでも言いたかったのかも。
投稿: そよかぜ | 2010年8月20日 (金) 22時58分