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2010年8月31日 (火)

キアゲハ

Kiageha080802_2

 キアゲハは黄色いアゲハ。 でもアゲハ(=ナミアゲハ)も少しは黄色みを帯びていますし、キアゲハもこすれて鱗粉が落ち、色が薄くなっている場合もあります。
 キアゲハとアゲハの見分け方のいちばん確かな所は、アゲハでは前翅の表の中室の基部寄りに4本の縦じまが見られるのに対し、キアゲハではこの部分(下の写真の赤い楕円の部分)に白条はありません。 アゲハと比較してみてください。

Kiageha090905_1

 成虫は上記のようによく似ているのですが、幼虫の様子はかなり異なります。 まず食餌植物が違います。 アゲハはミカン類の葉ですが、キアゲハはセリ科植物の葉です。 下はシシウドの葉を食べているキアゲハの幼虫です。

Kiageha090725_1

 アゲハの幼虫は、よく知られているように、大きな目玉模様と3本の曲線を持った緑色のイモムシですが、キアゲハの幼虫は上の写真のように黒と緑の縞模様で、黒い部分にはオレンジ色の斑点があります。
 ところで、アゲハやキアゲハなどの幼虫は、体に刺激を受けると、頭部から肉角(にくかく)と呼ばれるツノを出し、すっぱい嫌なにおいを周囲に撒き散らします。 この様子を撮ろうとしたのですが、1人での撮影は、なかなか難しい・・・。 刺激して肉角を出させてからカメラを構えると、その時にはもう肉角を引っ込め始めています。 それに刺激を何度も与えていると、次第に慣れてきて少ししか肉角を出さなくなります。
 キアゲハの幼虫の肉角をどうにか撮ったのが下の写真ですが、左側の肉角は伸びきっていません。 アゲハの幼虫の肉角は黄色ですが、キアゲハの幼虫の肉角はそれよりも少し色が濃く、オレンジ色です。

Kiageha100723_1

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コメント

キアゲハの幼虫の肉角を出させたそよかぜさんの真似をしてジャコウアゲハの幼虫をツンツンとつついてみました
すると、ごくごくちっちゃな角(オレンジ色)がニョキッと出ました
これって、肉角でしょうか?

投稿: わんちゃん | 2010年8月31日 (火) 17時18分

肉角ですが、「小さい」というのがおもしろいですね。
アゲハの仲間だから肉角はあるのですが、毒を持っているので肉角を出す必要性はあまり無く、小さなものになっているのでしょうね。

投稿: そよかぜ | 2010年8月31日 (火) 22時51分

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