キバナカワラマツバ
キバナカワラマツバは、昨日のキヌタソウと同じ Galium属(ヤエムグラ属)の植物で、河原や海岸の砂地から高山帯の草地にまで、広い範囲に生える多年草です。
葉が輪生している(ように見える)ことや、小さい花の花弁が4裂していることなどは共通点ですが、キバナカワラマツバの葉は細く、乾燥に耐えやすくなっています。
キヌタソウのところで、輪生に見える葉はじつは対生で、他は托葉だと書きましたが、このキバナカワラマツバでも、こんなにたくさんの葉が輪生しているように見えても、じつは葉は対生で、他は全て托葉起源と言われています。 いちどしっかりと葉の組織を調べてみたいものです。
以前カワラマツバについて書きましたが、キバナカワラマツバとカワラマツバは変種の関係にあります。 伊吹山では、キバナカワラマツバ、カワラマツバの他に、両者の中間のような ウスギカワラマツバも見ることができます。
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コメント
今の時季
毎朝の散歩コースで毎度おなじみなのが、カワラマツバ、
そのお花が特有のにおいが・・・と。
キバナカワラマツバ拡大して見ると
カワラマツバにハイそっくりです、
においはどうだったんでしょう?
投稿: わんちゃん | 2010年8月 8日 (日) 09時58分
特有のにおいはあるのでしょうが、いつも周囲ににおいを漂わせているほどではないようですね。
投稿: そよかぜ | 2010年8月 9日 (月) 06時37分