クサフジ
クサフジは北半球の亜寒帯から温帯に広く分布するツル性の多年草です。 伊吹山でも、あちこちで咲いていました。
最近は河原や道路の法面などの日当たりのいい場所で、ヨーロッパ原産のナヨクサフジの花をよく見ますが、クサフジはこれよりも涼しい所がお好みの様子で、「ナヨ」が無い分、ややしっかりした感じがします。
クサフジ(上)とナヨクサフジ(下)をちゃんと見分けようとすれば、花の色は変異があって、あまりあてにはできません。 花の爪部(旗弁の元の方の筒型に巻いた部分:右の写真のa)と舷部(旗弁の広がって立った部分:右の写真のb)を比較すると、ナヨクサフジは爪部(a)が舷部(b)のほぼ2倍の長さがあるのに対し、クサフジではほぼ同じ長さです(右の写真)。
ナヨクサフジ
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コメント
クサフジ
杉浦翆子 の 短歌
『 ひとりして 蚊帳吊りはづす 朝夕を
散りてこぼるる 草藤のはな 』
投稿: S.ひでき | 2010年8月15日 (日) 07時49分
>花の爪部(旗弁の元の方の筒型に巻いた部分)と舷部(旗弁の広がって立った部分)を比較すると、ナヨクサフジは爪部が舷部のほぼ2倍の長さがあるのに対し、クサフジではほぼ同じ長さです。
たまたま、クサフジもナヨクサフジも撮ってますので、よう似てるなぁと思うだけでワカラナイです。
投稿: わんちゃん | 2010年8月15日 (日) 17時39分
S.ひできさん、この歌の「草藤」、庭に植えてある草のように背の低い藤ということで、ニワフジあたりかもしれませんね。
わんちゃん、写真を追加しておきました。これを参考に比べてみてください。
投稿: そよかぜ | 2010年8月16日 (月) 00時06分
図解でアリガトウです。
よくよく見比べたらハイ確かに・・・
投稿: わんちゃん | 2010年8月16日 (月) 23時28分