ヒメフウロ
伊吹山が石灰岩の山であることは前に書きました。 石灰岩は土壌をアルカリ性にし、特有の植物が見られることとなります。 ヒメフウロもそのような植物の一種で、伊吹山や四国の剣山などの石灰岩からなる所に点々と分布します。
ヒメフウロはフウロソウ科の越年草で、花は5月~8月頃、葉は3全裂して小葉はさらに深裂します。 ガクや茎には長い腺毛が多く見られます。
ヒメフウロにはシオヤキソウという別名がありますが、これは全草に塩を焼いたようなにおいがあることによります。
なお園芸的には、地中海原産の Erodium属の植物を「ヒメフウロ」という流通名で扱っている場合があるので注意が必要です。
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コメント
> ヒメフウロにはシオヤキソウという別名がありますが、これは全草に塩を焼いたようなにおいがあることによります。
塩を焼いたようなにおい→???
その塩を焼いたようなにおいが気になります
ヒメフウロ
ちっちゃなお花を想像してるんですが・・・
投稿: わんちゃん | 2010年8月21日 (土) 15時39分
ヒメフウロの花は径が1cm程度です。
塩を焼くにおいというのは、私も経験はありませんが、精製塩を焼くのではなく、精製塩を作るために焼くときのにおいではないでしょうか。
投稿: そよかぜ | 2010年8月22日 (日) 06時35分