クロヒカゲ
昨日のジャノメチョウに続いてのジャノメチョウ科の蝶、今日はクロヒカゲです。 名前のとおり日陰が好きなチョウで、暗い林内をすばやく飛んでいます。
幼虫の食草はササ類です。 幼虫で越冬し、成虫は年3回見られると考えられています。 上は7月11日の撮影ですので、2回目の発生、下は5月3日の撮影で1回目の発生なのでしょう。 両者を比較すると翅の色が異なるようですが、上はフラッシュを使用し、下は自然光で撮っているためです。 上の写真はそれほどでもありませんが、特に新鮮な個体の場合は、フラッシュを使用すると、眼状紋の周囲の青い部分が美しく光ります。
あまり翅を開くことはありませんが、下は5月3日の撮影で、ひなたぼっこなのでしょう。 でもこのくらいがせいぜいで、翅を全開することはほとんどありません。
※ クロヒカゲによく似た蝶にヒカゲチョウがいますが、両者の違いはヒカゲチョウの所に書いています。
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コメント
ジャノメチョウ科の蝶は蛇の目があるんですけど、大きいのやら小さいのやらいろいろなんですが、並び方や数に法則がありそでなさそで・・・どうなんでしょうか?
投稿: わんちゃん | 2010年7月12日 (月) 22時04分
遺伝子が模様の形成にどのように働いているかという見方をすると、近い種類は似た遺伝子を持っているわけで、おもしろいテーマになりそうですね。
投稿: そよかぜ | 2010年7月13日 (火) 07時27分