オカヒジキ
オカヒジキは海岸に生育するアカザ科の1年生草本です。 名前は「陸(おか)に生えるヒジキ」の意味で、たしかに外見は海藻のヒジキに似ていますし、若い時にはゆでて食べることができ、栽培もされています。
ツルナの所で書いたように、海辺の環境は乾燥しやすく、オカヒジキも自ら水を貯めておく必要から、葉は円柱状の多肉質で、表皮は内部の水分を逃さないように硬く、葉の先端は鋭い刺になっています。
薄い花弁も水分が逃げ出す場所となるのを“恐れて”いるのか、オシベは虫に目立つ黄色ですが、花自体はたいへん小さくなっています。
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コメント
花なりに自分の置かれた環境に適応するべく
葉っぱや花弁、その仕組みなど、考えてるんやわ~~
と、感心しきりのわんちゃんです。
投稿: わんちゃん | 2010年7月27日 (火) 17時57分
いろんな所に種子が散布されて、そこで育つことのできるものだけが残る・・・
植物が環境に適応するのではなく、環境に適応している植物だけが生き残れる。動かない植物の“宿命”ですね。
投稿: そよかぜ | 2010年7月28日 (水) 00時22分