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2010年7月28日 (水)

コモチナデシコ

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 ヨーロッパ原産の2年草で、茎は基部より束生します。 葉は対生で、ナデシコ同様、左右の葉は基部で連合し、さやとなって茎を包みます。 写真は7月23日に撮ったものですが、花序は茎の先端に単生し、重なり合った膜質の総苞片の中で花が次々と咲いています。

Komochinadesiko100723_2

 保育社の『原色日本帰化植物図鑑』(長田武正著)には「イヌコモチナデシコ」の項があり、そこにはよく似たコモチナデシコとイヌコモチナデシコについて書かれています。 それによると、イヌコモチナデシコは葉の連合部(さや)の高さはその幅のほぼ2倍、茎は下部を除き立った腺毛を密生し、種子は全面に凸点が並ぶのに対し、コモチナデシコは葉の連合部(さや)は高さと幅がほぼ等しく、茎は無毛で、種子には網目状の凹みがある、ということです。
 では上の写真の植物はコモチナデシコなのかイヌコモチナデシコなのか?
 茎には腺毛は無さそうです。 茎頂の総苞の中にはたくさんの花や花の終わった後があり、「コモチ」名に相応しいのですが、葉は枯れかけていて、その様子はよく分かりません。
 じつは同じ場所で5月1日に写した写真があり、下に載せておきます。 まるで違った植物のような印象ですが、さやの高さは高いようです。

Inukomochi100501_1

Inukomochi100501_2

 時期的にこれだけ形態が違えば、ある時期にはコモチナデシコのようであり、ある時期にはイヌコモチナデシコのようにも見えます。 結論を出すには種子を調べてみる必要がありそうです。

 この記事の「コモチナデシコ」というタイトルは、「コモチナデシコの仲間」の意味だと理解してください。 まとまりのない記事になりましたが、このブログは「私自身のためのメモ」という側面もありますので、とりあえず記事にしておきます。

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コメント

>環境に適応している植物だけが生き残れる

まさしく、実感です(3枚目の写真)・・・・・


可愛い色の可愛いお花(4枚目)
パカパカパカ~~と開いて
2枚目のようになるなんて・・・


投稿: わんちゃん | 2010年7月28日 (水) 17時37分

コモチナデシコ、ノハラナデシコ、どちらも割合よく見かけるようになりました。
可愛い侵略者たちでしょうか(笑)。
ベニバナセンブリもよく見かけます。

投稿: ひとえ | 2010年7月28日 (水) 23時41分

わんちゃんへ
荒地には帰化植物がよく目立つ、ですね。

ひとえさんへ
こちらではハナハマセンブリが増えてきました。

投稿: そよかぜ | 2010年7月29日 (木) 00時35分

ハナハマセンブリとベニバナセンブリ、区別しようとしたこともあったのですが、違いを覚えきれずに安易に一緒にしてしまっています。
職場近くの海辺で、去年はあまり見かけなかったのに、今年は爆発的に増えました。

投稿: ひとえ | 2010年7月29日 (木) 23時45分

私の家の近くでも、生えている場所がどんどん増えています。
種子が土といっしょに靴の底などについて運ばれているのかもしれません。

投稿: そよかぜ | 2010年7月30日 (金) 06時37分

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