ニホンヤモリ
このところ毎年のように、自宅で小さなニホンヤモリ(以下、単に「ヤモリ」と書きます)を見ます。 上の写真は5月29日に撮ったもので、最小目盛が1mmです。
下は顔の近くから。 瞳孔がおもしろい形をしています。
下は10月9日の夜に撮ったもので、瞳孔は開いています。 体の大きさは上とほとんど同じです。 春と秋でほとんど同じ大きさというのは、この間ほとんど成長しないのかと思いましたが、調べてみると、繁殖時期は5月から9月にかけてということですので、どちらも孵化から同じくらいの時間が経過しているのかもしれません。
窓ガラスにくっついていたので、裏から撮ったのが下です。 指の吸盤(趾下薄板)の様子がよく分かります。
この小さいヤモリはこの後ちゃんと成長してくれるのでしょうか。 ヤモリの餌は生きた虫なのですが、食べ物は十分にあるのでしょうか。 毎年のように小さなヤモリを見るということは、どこか近くに大きなヤモリがいて、繁殖行動をしているということなのでしょうが・・・。
不思議なことに、ヤモリの個体数は郊外よりも都市部で多く見られ、少なくとも自然豊かな林では見ることができません。 このようにヤモリは人の生活と深い関係を持っており、元から日本の自然環境に生息していたのではなく、古い時代に外国から入ってきた外来種ではないかと考えられています。
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コメント
「瞳孔が開いています」
と聞くと、
「死んでるのではないか」
と、思ってしまいます。
違うのですね?
ミーコがよくヤモリを捕まえて、
私に見せにきてました。
よう触りはしませんが、吸盤が可愛いなぁ
って遠目に見てましたねぇ。
投稿: わんちゃん | 2010年6月 2日 (水) 22時06分
昼間に比べると瞳孔は開いているという意味で、死んだ時のように完全には開いていません。
ヤモリはペットにする人もたくさんいて、なかなかかわいいものですよ。
投稿: そよかぜ | 2010年6月 3日 (木) 07時43分