ヒメクロオトシブミの揺籃作り(Chap. 1)
ヒメクロオトシブミが葉の上を行ったり来たり。 見ていると葉を切りはじめました。 以下は'10年5月22日の記録です。
【 11:37 】 スタスタと反対側に行き、葉を切り始めました。
【 11:40 】 主脈に到着。 右側は重なり方で切れ目が分かりづらいのですが、きれいに切れています。
【 11:43 】 主脈にも少し切れ目を入れて、そこから先を垂れ下がらせます。 オスの登場。「もういいかい?」
【 12:11 】 切れ目から先の葉はきれいに垂れ下がりました。 ヒメクロオトシブミは交尾しながら葉の裏をウロウロ。 なかなか次の動作に移ってくれません。
【 12:46 】 葉はかなりしおれてきています。 揺籃を作るために葉を巻く作業は容易になっているはずなのですが、まだ不十分なのでしょうか?
1時間以上付き合いましたが、他の所へも観察に回りたいし、切り上げることにしました。 続きはこちらを参照してください。
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コメント
鋭い切り口ですね、ビックリです。
主に揺籃作りはメスのお仕事なんですねぇ
オスは仕上がりを点検のみ?
投稿: わんちゃん | 2010年6月 5日 (土) 20時42分
葉を切る速さには私もびっくりしました。
オスはいいとこ取りですね。
投稿: そよかぜ | 2010年6月 5日 (土) 22時21分
人間にとっては1時間余りの作業・・
このヒメクロオトシブミにとっては、人生、いえ虫生においてどれぐらいの時間になるのでしょうね・・。
投稿: ひとえ | 2010年6月 6日 (日) 19時34分
ヒメクロオトシブミは1つの揺籃に1つの卵しか産みませんから、この揺籃が完成すれば、また次の揺籃作りにとりかかるはずです。その時は交尾はどうするのか、疑問に思っているのですが、とにかく数個の揺籃を作ると思いますので、この虫の人生ならぬ“虫生”においては、ちょうど人の人生で1子をもうけることに相当するのかもしれませんね。ただし「老後の生活の楽しみ」は無いでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2010年6月 7日 (月) 00時42分