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2010年5月 9日 (日)

チュウシャクシギ

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 チュウシャクシギは写真のように長く下に反り返ったくちばしをもつ旅鳥です。 「シャク」は杓、つまり「ひしゃく」(漢字では「柄杓」または「杓」1文字で表記する)のことで、くちばしをその長い柄に見立てたものでしょう。
 「チュウシャク」と言うからには「ダイシャク」も「コシャク」もいるのですが、特にコシャクシギを観察することは少なく、このチュウシャクシギを見ることが最も多いようです。
 旅鳥ですので、南の越冬地と北の繁殖地を行き来する時に日本に立ち寄るのですが、どういうわけか秋にはあまり見かけず、特に春によく見かけるシギです。
 くちばしが長く下に曲がるシギには、チュウシャクシギ以外にも、上に書いたコシャクシギ、ダイシャクシギの他、ホウロクシギがいるのですが、これらからチュウシャクシギを区別するポイントとしては、
 ・くちばしの長さは頭の長さの約2倍
 ・飛ぶと腰が白く、翼の下面は白くない
などの点で見分けることができます。

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 くちばしの長い鳥が飛ぶ姿は、それだけでなんだかうれしくなります。

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 チュウシャクシギの餌は、草地で昆虫類を捕えることもありますが、主に干潟に住むカニ等の甲殻類です。 カニは鳥の姿を見ると素早く巣穴に逃げ込むのですが、チュウシャクシギはこの長いくちばしをカニの穴に差し込み、捕えます。 もちろん巣穴も深くて単純ではないのですが、例えば小さなカニはなかなか深くまで穴を掘れないなど、カニにもいろんな事情があって、チュウシャクシギも満足できるようです。
 下のチュウシャクシギも、少し分かりにくいですが、カニを捕らえています。

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野鳥1 水辺の鳥」カテゴリの記事

コメント

明後日のところで、
嘴が長い効用を聞いてるわんちゃんですが
分かりました。

ナルホドです。

投稿: わんちゃん | 2010年5月11日 (火) 22時35分

2枚目の写真、気に入っているんですが、わんちゃんの感想は?

投稿: そよかぜ | 2010年5月12日 (水) 07時17分

この撮影の種明かしは?

投稿: わんちゃん | 2010年5月16日 (日) 00時32分

種明かしは何もありません。
近くを飛んでくれたのを撮っただけです。
鳴きながらよく飛んでいました。

投稿: そよかぜ | 2010年5月16日 (日) 08時55分

鳥が飛んでいる写真といえば
お腹ばっかりが写っている
わんちゃんのファイルです

背中側を撮るって?と、
チュウシャクシギくんと、そよかぜさんの位置関係は?ってフシギです。


並み以上に長い嘴やなぁ・・・と
やっぱり、ジックリ見てしまいます。

投稿: わんちゃん | 2010年5月16日 (日) 15時56分

> 背中側を撮るって?と、
> チュウシャクシギくんと、そよかぜさんの位置関係は?ってフシギです。

なるほど。
でもこれは、低い所を飛んでいるチュウシャクシギが、私を避けて、私を中心にした円弧を描いて飛ぶために、体を傾けているだけです。
曲がる時に傾くのは飛行機も鳥もいっしょです。

投稿: そよかぜ | 2010年5月16日 (日) 23時16分

>曲がる時に傾くのは飛行機も鳥もいっしょです。

あっ!そっかぁ
子供のころ、両手を広げて
ブ~~ンなんて飛行機が飛ぶまねをして
遊んだとき(どんな時だったかは?)
そうね、曲がるとき右手の先から左手の先まで斜めになって身体も傾けて・・・曲がってた

投稿: わんちゃん | 2010年5月16日 (日) 23時36分

車や船は外側に傾くのですけれどね。

投稿: そよかぜ | 2010年5月17日 (月) 22時20分

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