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2010年5月 7日 (金)

ハクセンシオマネキ

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 ハクセンシオマネキは、伊勢湾以西の本州太平洋岸、四国、九州、朝鮮半島南部沿岸のに分布する、甲の長さが2cm足らずの小さなカニで、河口域の泥まじりのやや堅い砂浜や転石地帯などに穴を掘って暮らしています。 大阪湾沿岸では開発や環境汚染などで生息地は減少していますが、まだ見ることはできます。

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 ハクセンシオマネキの雄のハサミは片方がたいへん大きくなっています。 「ハクセンシオマネキ」の名前を漢字で書けば「白扇潮招」ですが、名前の由来は、この大きなハサミを白い扇子(せんす)に見立て、それを振って潮を招いているように見えるところからです。
 このハサミを振る様はウェービングと呼ばれていますが、もちろん早く満ち潮になれと踊っているのではなく、メスを誘う行動です。
 ここに載せた写真や映像は5月1日に撮ったものですが、この時期の行動は、シギなどの旅鳥を気にしながら自らの餌をとるのに忙しく、繁殖行動の盛りは6月から8月にかけてです。 しかし少数ではありますが、もうウェービングを行っている個体もありました。

 メスが近づくと、ウェービングは変化し、ハサミを上下に急激に動かします。 下の映像は、三脚を使わなかったうえに光の条件もあまり良くなく、少し見づらいので、予めメスとオスの位置をおさえたうえで見てもらおうと、写真を用意しました。 赤い矢印の所にメスが、水色の矢印の所にオスがいます。

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コメント

まるで合戦のときみたいですね~。
雌が左に移動しているのは、わたしこの人にするわって言う意思表示でしょうか(笑)。

投稿: ひとえ | 2010年5月 9日 (日) 21時46分

「じゃましないで! お腹すいてるの!」かもしれませんよ。

投稿: そよかぜ | 2010年5月 9日 (日) 23時26分

「もう一回見る」
「ハイ もう一回見ます」

オスは一生懸命です
メスはちゃんと答えてあげなくっちゃね。

投稿: わんちゃん | 2010年5月11日 (火) 23時01分

次回は三脚を使い、光の条件もちゃんとセットし、もっときれいな映像を撮りたいと思います。

投稿: そよかぜ | 2010年5月12日 (水) 07時25分

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