メスのツマキチョウ
ツマキチョウが飛び始めました。('10.4.10.堺市南区畑で撮影)
このブログの昨年の4月21日の記事で、ツマキチョウがたくさん飛んでいたが、オスしか確認できなかったことを書きました。
今回、メスを確認できましたが、ツマキチョウのメスはオスほど飛び回らないことが分かりました。 下がそのメスですが、オスの前翅の先端近くにある橙色の部分が、メスでは白色です。
前回は飛び回ってなかなかとまってくれないツマキチョウを目で追い、たまに吸蜜のためにとまったところを狙って撮ったのですが、オスはこのようにメスを求めてか飛び回っていて、目立つのはオスばかり、ということのようです。
これに対してメスは吸蜜のために訪花する以外は、草陰にじっとしているようです。(幼虫の食草の多い場所での産卵時には、そうでもなさそうです(こちら)。: 2014.4.10.追記)
この記事の1枚目の写真は、ツマキチョウのメスが飛び立とうと翅を動かし始めたところですが、下はこのチョウが草陰で休んでいるところで、前翅を後翅の内側に完全に隠しています。 この姿勢を取ると、後翅の緑色の迷彩模様がいい保護色になっているようです。
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コメント
複雑な模様ですね、
もし出会ったら、じぃ~~っと見てしまって
動けなくなるかも?
そのきれいな迷彩模様が保護色になってるなんて
ナルホドと、ますます、見入ってしまいます。
投稿: わんちゃん | 2010年4月12日 (月) 23時26分
私もお気に入りの迷彩模様ですが、じぃ~~っと見ることができる距離まで近づけるかな?
なかなか警戒心が強くて近づきにくいチョウです。
投稿: そよかぜ | 2010年4月13日 (火) 07時04分