春のネズ
ネズは東北以南の日当たりの良いやせ気味の丘陵地などに自生しているヒノキ科の針葉樹です。
別名ネズミサシとも言い、尖った3輪生の硬い針葉がネズミ除けになるところから「鼠刺し」で、「ネズ」の名前もそれが縮まったものでしょう。 盆栽にもされ、この場合はトショウ(杜松)という名で呼ばれています。
そのネズが、大阪府南部の丘陵地でも花の時期を迎えています。 と言っても風媒花ですので、そんなに目立ちませんが・・・
下は雄花です。 左は花粉を出し終えており、右はまだ花粉を出していません。
そして下が雌球果です。
雌球果の鱗片は3で、中には3つの胚珠があります。 下は1つの鱗片を取り除いて胚珠を見たところです。
下は昨年に受粉した球果です。 秋になると黒紫色の肉質の球果となり、針葉樹には珍しく、果実食の鳥に食べられることとなります。
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コメント
う~~ん・・・・・です。
投稿: わんちゃん | 2010年4月30日 (金) 22時53分
何がわんちゃんをうならせたのでしょうか。
投稿: そよかぜ | 2010年5月 1日 (土) 08時23分
ネズミサシの雌花を検索してやってきました。
雌球果として掲載されているのは、枝先にできる虫えいだそうです。この木は雄花が写りこんでおり雄株ですので、雌花はつきません。また、雌花とは若干形が違います。
投稿: よしゆき | 2020年4月 8日 (水) 19時01分