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2010年4月15日 (木)

トウダイグサ

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 写真は畑の畦に広がるトウダイグサです。

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 トウダイグサは本州以南の暖地に分布し、トウダイグサ科トウダイグサ属( Euphorbia属 )に分類されている2年草です。
 トウダイグサの姿を横から見ると、茎が真っ直ぐ上に伸び、あるところで急に左右に広がっています。 トウダイグサの名前は、時代劇などで皿に入れた油で灯りをともしているのをよく見ますが、この灯明を置く灯台に見立てたものです。

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 トウダイグサの花のつくりについては、いろいろ議論されましたが、現在はほぼ次のような考え方に落ち着いています。
 下の写真ではメシベが受粉して膨らみ、倒れてしまっていますが、その根元は腺体に囲まれた所から出ています。 ですから、蜜を出す腺体に囲まれてメシベやオシベがあり、これが1つの花のように見えます。 しかし、じつはオシベ1本が1つの花(雄花)、メシベ1本が1つの花(雌花)で、蜜腺を有するカップ状の総苞がその内側に複数の雄花と1つの雌花を包んでいると理解し、このような花序を杯状花序と名付けています。 つまりそれぞれの花は非常に退化傾向にあると考えるわけです。

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 腺体に囲まれた全体を1つの花ではなく、花の集まりである花序とみる理由のひとつは、次のとおりです。 もしこれが1つの花なら、中央にメシベがあり、オシベはその周囲を一定のルールに従って取り巻いているはずですが、トウダイグサ(の仲間)では、オシベの数も配列もでたらめです。

 トウダイグサ(の仲間)の子房は3室です。 上の写真ではメシベが膨らんできていますので、そのことがよく分かります。 また、これに対応して柱頭も3つに分かれています。
 このようないわゆる3数性は、単子葉植物には共通する特徴ですが、双子葉植物には珍しく、トウダイグサ科の特徴の1つとなっています。

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コメント

緑のつややかな部分は腺体と言うのですね~。
花びらのない花ということになるのでしょうか・・?

トウダイグサの仲間は面白い顔をしたものが多いですね。

投稿: ひとえ | 2010年4月15日 (木) 21時58分

ガクも花弁も無い花ということになるのでしょうね。

> トウダイグサの仲間は面白い顔をしたものが多いですね。

一見いろいろ、でも基本的なつくりは同じ、ということでしょうね。

投稿: そよかぜ | 2010年4月16日 (金) 07時46分

トウダイグサって?
聞いたことあるよな?って調べてみたら

オオニシキソウ(大錦草・大二色草)の果実 トウダイグサ科

でした。

オオニシキソウは時期が来れば
散歩道でよく見かけるお花ですが・・・・・
トウダイグサはまだ出会ってないです。

投稿: わん | 2010年4月16日 (金) 18時01分

ニシキソウの仲間はトウダイグサの仲間とたいへん近い関係にあって、花のつくりもたいへんよく似ています。

投稿: そよかぜ | 2010年4月17日 (土) 19時05分

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