カワガラス
カワガラスは屋久島以北に分布する留鳥です。 水に潜って水底を歩き回ることができる鳥で、水生昆虫などを餌にしています。 巣も滝の裏などに作ります。
川を生活の場所とする黒っぽい鳥なのでカワガラスという名前をつけられていますが、カラスの仲間(カラス科)ではなく、カワガラス科に分類されています。
カワガラスの繁殖期にはかなり幅があり、3月~6月が中心です。 3月に繁殖期というのは、多くの鳥に比べると、かなり早い時期になります。
そのカワガラスの繁殖の様子を知りたくて、3月27日に北摂の2ヶ所を駆け足で回ってきました。 1ヶ所はまだ抱卵中なのかヒナを暖めているのか、巣に入ると、なかなか出てきません。
他の1ヶ所では、もうヒナが大きく育ち、飛ぶこともでき、親から餌をもらうことと並行して自分で餌を探し始めていました。 親鳥はヒナに餌を運びながら、落ち葉を巣に運んでいました。 カワガラスはコケを集めてドーム型の巣を作り、その中心部には吟味した落ち葉を敷き詰めているようです。
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コメント
>水に潜って水底を歩き回ることができる鳥で、水生昆虫などを餌にしています
えっ?えぇ~~?
永いこと潜れるんでしょうか?
潜ってちゃちゃっとすばやく歩いて・・・とか?
子どもはカワイイですね。
投稿: わんちゃん | 2010年4月 4日 (日) 00時18分
泳ぐのではなく(水かきは持っていません)、姿勢を低くして水底を歩くことができます。水流のかなり速い所でも歩いています。
また、滝の裏にある巣には、滝に突っ込んで出入りします。
投稿: そよかぜ | 2010年4月 4日 (日) 07時16分