オオヒシクイ
1月30日に琵琶湖に行って来ました(詳しくは「そよかぜ日記」で)。 これから暫くはそこで見た鳥を順番に記事にしていくことにします。
オオヒシクイはガンの仲間です。 カモの仲間に比べるとさすがに大きい! でも、攻撃性は弱く、たいへん警戒心の強い鳥です。
繁殖はユーラシア大陸北部で行い、日本へは越冬地として、樺太や千島列島を通って北海道へ、そして本州へと渡ってくるのですが、警戒心の強さからか、越冬地は、新潟県の福島潟(ふくしまがた)、宮城県の伊豆沼(いずぬま)、石川県の片野の鴨池(かもいけ)など、どんどん限られた場所になってきています。 琵琶湖の北部はオオヒシクイの南限の越冬地にあたります。
採食は主に薄明薄暮時に行い、夜も休むだけではなく餌も食べているようですが、よく分かっていません。 昼間は岸から離れた場所で過ごします。 私が見た時も、殆どの個体は顔を胴体に乗せて寝ていましたが、写真は起きているわずかな個体を撮ったものです。
オオヒシクイはヒシクイの亜種になります。 「ヒシクイ」の名前は、ヒシの果実を食べるところからで、食性は植物食です。
| 固定リンク
コメント
オオヒシクイって果実を食べるんですか!?
初めてしりました!!!!
水の上にいるイメージからお魚かと…笑
投稿: まる子 | 2010年2月 2日 (火) 17時38分
この動きのゆっくりした平和愛好者には魚は取れないでしょうね。
それにオオヒシクイは体を完全に水中に沈めることもしません。水中の餌を採る時もお尻は水上に出ています。
投稿: そよかぜ | 2010年2月 2日 (火) 23時44分
あのぉ~~
水鳥にはガンの仲間とカモの仲間とが
いるということが、解ってはいるのですが
ガンとカモは住むところが違うのですか?
う~~ん、それとも・・・・・
ガンとカモについて教えて下さい。
パット見、首の長さが違うようにも思いますが
それは、早トチリ?でしょうか?
投稿: わんちゃん | 2010年2月 3日 (水) 19時51分
体のサイズが大きくなるにつれて首も長くなる傾向はありますが例えばガンの仲間にも首の長いのも短いのもいます。
ガンとカモの違いについては、記事にしておきました。
投稿: そよかぜ | 2010年2月 4日 (木) 00時12分