サカツラガン
サカツラガンはユーラシア大陸極東部のウスリーから中国北東部で繁殖し、冬季は朝鮮半島から中国の東部や南部で越冬しますが、越冬地の開発や狩猟等により生息数は激減しています。
日本には西日本を中心に、冬鳥として少数が渡来します。 全長は87cmで、日本で見られるガンの仲間では最も大きい種です。
琵琶湖では1羽がコハクチョウの群に混じって行動していました。
サカツラガンの名前は、漢字で書くと「酒面雁」で、頭部から頸部背面が濃い褐色、頬の部分がオレンジ色を帯びていて、飲酒して紅潮したように見えるところからの名前です。 胴体の背面は灰褐色で、嘴は黒く、嘴の基部は白い色をしています。
シナガチョウは、サカツラガンを家禽化したもので、嘴は太くて短く、額の裸出部がコブ状になっています。
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コメント
24日の夕方にサカツラガンも琵琶湖を後にして北に向かったようです。
投稿: そよかぜ | 2010年2月25日 (木) 19時47分
コハクチョウ達と一緒に?ですか?
羽をはばたかせて、
飛び立とうとしてる瞬間?でしょうか?
なるほど、大きく見えます。
北へ向かう日を決めるのには何か決定的な条件があるのでしょうか?
投稿: わんちゃん | 2010年2月25日 (木) 22時19分
> 羽をはばたかせて、飛び立とうとしてる瞬間? でしょうか?
飛び立つ場合はもっと前かがみになります。これは真っ直ぐ上に伸び上がっていますから、人で言えば腕を広げて背筋を伸ばしているようなものでしょうか。
> 北へ向かう日を決めるのには何か決定的な条件があるのでしょうか?
多分、昼の長さと夜の長さの変化を感じとり、それに気温も関係しているのでしょうね。
もちろん群で行動している場合は、1羽がきっかけを作って一斉に、ということになるのでしょうが・・・
投稿: そよかぜ | 2010年2月26日 (金) 02時15分