ヌートリア
ヌートリアの原産地は南アメリカですが、特に軍隊の防寒衣の毛皮を取るために世界各地に移入されました。 日本でも1939年にフランスからの輸入が最初で、一時はたくさん飼育されていましたが、終戦後、毛皮の需要が激減し、多くのヌートリアが野外に捨てられ、野生化しました。 野生化したヌートリアは、季節を問わずに年に2~3回出産し、その数を増やしています。
大阪府でも、2000年頃から観察例が増えはじめ、当初は淀川本流のみでしたが、次第に支流にも広がり、現在では淀川水系とは離れた場所でも観察されるようになってきました。
そのヌートリアが大阪城にもいました。 よく大阪城を散策する人の話によると、現在4頭がお堀で生活しているようです。
ヌートリアは水辺で生活しています。 後ろ足には水かきがあり、泳ぎが得意で、5分以上潜水することもできます。
下は大阪城のお堀を泳ぐヌートリアです。 潜水も見せてくれました。 チラチラ見えるオレンジ色の大きな前歯も特徴的です。
ヌートリアは深い入り組んだ巣穴を作りますので、水田の畦が破壊されたり、植物食が中心ですので作物を食害したり、生態系を乱したりと、いろんな被害をもたらすということで、'05年6月には、外来生物法による特定外来生物に指定されました。
本来は駆除しなければならない動物ですが、大阪城では餌をやる人もいて、たいへん人によく慣れていて、かわいがられているようです。
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コメント
こんばんは♪
ヌートリアって何の仲間ですか
歯がオレンジのネズミ?
ビーバーかな~
けっこう大きいんですね
可愛い動物は駆除といわれても躊躇われますね
投稿: エフ | 2010年2月19日 (金) 22時08分
えっ!そよかぜさん!こんな近くで
ヌートリア(初お目見え)を!
と、思ったら・・・
えっ!そんな近くで・・・・・
の、お方がおられましたねぇ
投稿: わんちゃん | 2010年2月19日 (金) 22時13分
ヌートリアはげっ歯目(ネズミ目)ヌートリア科、ビーバーはげっ歯目(ネズミ目)ビーバー科ですから、どちらも広い意味ではネズミの仲間ですから、大きなネズミと言っても間違いではないでしょうが・・・
私の写真が近くで撮ったように見えるのは望遠レンズを使っているからですが、人の手からも餌をもらっていましたし、顔の前でカメラを構えた人には餌をねだってどんどん近づいてくるのでピントが合わずに困ってましたよ。
投稿: そよかぜ | 2010年2月20日 (土) 00時57分