オイカワ
寒い日が続いています。 水の中はさぞ冷たかろうと思うのですが、その中に暮らす魚にとっては、それがあたりまえの環境です。 そればかりか、もう婚姻色が出はじめているものもあります。 そんな様子を見ると、春が一歩一歩近づきつつあるようです。
オイカワは、ウグイ、カワムツやヌマムツなどと共に、「ハヤ」と呼ばれることの多い魚です。
町の中の川で魚を見かけた場合、いちばん可能性の高いのは、このオイカワでしょう。 オイカワは日当たりがよく、止水よりも水流のある所を好みます。 町の中を流れる川は河川改修で河床が平坦になり、流れが緩やかです。 このような環境はオイカワの好むところですし、オイカワは水の汚れにも比較的強く、ある程度の生活排水の流れ込む川にも住むことができます。
橋の上などから下を泳ぐオイカワを見ると、灰青色で、背鰭の前に少し白っぽい斑が見える程度ですが、横から見るとなかなか美しい魚です。
オイカワは生長すると体長が15cmほどになる魚で、写真のオイカワはその半分くらいの体長ですので、まだ濃い婚姻色を出せるまでにはなっていないのですが、それでもこれから春の終わり頃の繁殖期に向けて、ますます美しくなっていくことでしょう。
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コメント
スマートなお魚ですね、
口紅でおしゃれしたような・・・・・
身体のピンクの縞縞もおしゃれ・・・・・
川の中の彼女を撮るのにそよかぜさんも
川の中に??
この寒い時に?
投稿: わんちゃん | 2010年1月15日 (金) 16時30分
ほほぉ。勉強になりました!
なんだかグッピーみたいなメダカみたいな感じですね(^▽^)/
投稿: REO | 2010年1月15日 (金) 16時51分
ふるさと高知ではショウハチと呼んでいました。
アユ、イダ、ショウハチ・・川のすぐ傍だったわが家のおいしい魚の順番でした(笑)。
まだイダの正式名称がわかっていません。
あ、番外で蟹はとてもおいしかったです。
こんなとこでこんなコメントしたら残酷物語になるかな。ごめんなさ~い。
投稿: ひとえ | 2010年1月15日 (金) 20時39分
わんちゃんへ
最近は防水型のデジカメも安く入手することができるようになりました、って、混乱させるようなことを言ってはいけませんね。私の写真はみんな、どんなカメラでどんな設定で撮ったか、分かるようにしています。このことに関しては「そよかぜ日記」の記事にしておきました。
REOさん、写真の魚は約8cmほどの体長があります。
ひとえさん、イダは記事にも名前を挙げたウグイのことだと思います。
私の間接的な先生である松本邦夫先生が「なんでも食ってやろう」という本(秋田書店、昭和38年発行)を書いておられます。この本は既に絶版になっているでしょうが、「その生物を身近にする近道は食べることだ」とは先生の教えです。
投稿: そよかぜ | 2010年1月16日 (土) 00時41分
ウグイなのですね~。
骨太でというあたり、確かに。
天ぷらにして食べてました~と言ってもいいのですね。よかった(笑)。
投稿: ひとえ | 2010年1月16日 (土) 22時50分
所詮人は食べないと生きていけませんし、人が食べるものは、どんなに加工されていようが、元をたどれば、動物や植物など生物以外のものは無いのですから。
投稿: そよかぜ | 2010年1月17日 (日) 18時45分