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2010年1月24日 (日)

ヒメカマキリ

 堺自然ふれあいの森でヒメカマキリをみつけました。

Himekamakiri100123_1

 ヒメカマキリは樹上性の、体長3cm前後の小型のカマキリです。 後翅が長くて前翅よりも後ろにはみ出していて、その端はとがっています。 緑色型と褐色型がいて、今回見つけたのは褐色型です。

Himekamakiri100123_2

 オオカマキリチョウセンカマキリ(カマキリ)ハラビロカマキリコカマキリなどはカマキリ科に分類されていますが、このヒメカマキリはハナカマキリ科(=ヒメカマキリ科)です。 「ハナカマキリ」の名前は、海外では花に擬態した種が多数存在するグループであることによります。
 科が違うということで、たしかに顔つきもカマキリ科のものとは雰囲気が違っていますし、カマキリ科のものに比べると、短い前胸部を持っています。

Himekamakiri100123_4

 ヒメカマキリは、たいへん素早く行動することで知られていますが、この寒さの中では、指で突っついてみても少し動いただけで、幹にしがみついていました。
 ところで、このヒメカマキリは幼虫越冬をすると言われているのですが、今回観察したのはもう死を目前にした個体なのでしょうか。
 ヒメカマキリは多化性の生活環を有するらしいと言われています。 今回写真に撮った個体は腹部が膨れています。 もしかしたら成虫越冬をする個体もいるのかもしれません。

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コメント

堺自然ふれあいの森
都会の中のオアシス?
ホンマに自然とふれあえる良い森なんですね

拡大して見ると
なかなか愛嬌のあるお顔つきのようですね
一番前の脚がゴッツイ・・・・・

>今回写真に撮った個体は腹部が膨れています

のは?

>もしかしたら成虫越冬をする個体もいるのかもしれません。

とは?

投稿: わんちゃん | 2010年1月26日 (火) 23時18分

腹部が膨れているのはまだ腹に卵をもっているからだとしたら、越冬して春に産卵するのかな、と、思ったわけです。
ただしこのことを確認するには、もっといろんな時期にヒメカマキリを観察しなけりゃなりません。

投稿: そよかぜ | 2010年1月27日 (水) 06時54分

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