サンカノゴイ
サンカノゴイはヨシ原や湿原で生活する鳥です。 北海道では夏鳥として、本州以南では年中いて、冬には北から渡ってくるものが加わり、少しは個体数が増えるのですが、それでも少数のうえに活動は主に夜で、昼間はヨシ原などに潜んでいて、なかなかその姿を見ることができません。
「サンカノゴイ」の語源についても、よく分らないのですが、昔はヨシ原などの湿地は人の住みにくい所で、人里離れた山家(さんか)の五位鷺(ゴイサギ)からきているのではないかとも言われているようです。
写真は大阪南港の野鳥園で撮りました。 ここには広いヨシ原があるのですが、その中に入り込まれると、どこにいるのか分らなくなってしまいます。
体色は黄褐色の地色に黒褐色の斑が散在しています。 足は黄緑色、頭頂と顎線は黒褐色で、胸には暗褐色の縦斑があります。 頸を伸ばすと、この縦斑が葦の茎と混じり、いっそうからだのシルエットが分りづらくなります(下の写真)。
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コメント
体色は?
=黄褐色の地色に黒褐色の斑が散在
足は?
=黄緑色
頭は?
=黒褐色 顎も同じ
胸は?
=暗褐色の縦斑
賑やかですこと・・・・
メモ、メモとあわててしまいそう
ピュッと鋭いクチバシ・・・に見えますが
投稿: わんちゃん | 2009年12月10日 (木) 23時03分
要は「目立たない色」です。
サギの仲間ですのでクチバシは長いですよ。
写真では首を伸ばしていますが、ゴイサギ同様首を縮めるとたいへん短くなります。
投稿: そよかぜ | 2009年12月11日 (金) 00時29分