ウシハコベ
ミドリハコベやコハコベ(以下、この2種を一緒にして「ハコベ」と書きます)にそっくりですが、少し大きなウシハコベ、「ウシ」は「大きな」という意味なのでしょう。
5枚の花弁が深く2裂していて10枚の花弁があるように見えることや、茎の片方に毛の列があることなどはハコベと共通です。 ウシハコベがハコベと違うのは、ハコベのメシベが3本に分かれているのに対し、ウシハコベのメシベは5本に分かれていることです。 ルーペで見なければはっきり見えないような小さな違いですし、下の写真のように白いオシベが白いメシベに寄ってくるとますます分りにくくなるような違いですが、子孫を作る大切な場所に関係した違いですので、重視しなければならない違いです。
花は春に多いものの、暖地では年中花を見ることができ、麦の栽培とともに伝来した史前帰化植物の1つとされています。
節部のあたりは、下の写真のように暗紫色にそまる場合が多いようです。
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コメント
ハコベの仲間は春限定のモンと思ってましたが、そうでもないみたいですね。
散歩道でよう似たのに出合いました
ルーペで確認ですね
散歩する時も首にルーペぶら下げて~~
投稿: わんちゃん | 2009年11月26日 (木) 22時14分
ルーペ1つで別の世界が広がりますものね。
投稿: そよかぜ | 2009年11月27日 (金) 07時15分