ステビア
昨日の記事で、ヒヨドリバナのメシベが長いことを書きましたが、このステビアの花も、やはりキク科で、長いメシベを持っています。
ステビア( Stevia rebaudiana )は、南アメリカ原産のキク科の多年草です。 草丈は50cmから1m前後で、夏から秋にかけて、小さな白い花をつけます。
写真は大阪市内にある長居植物園で撮ったものですが、最近はあちこちのハーブ園などでも見ることができます。
ステビアは甘味成分を持った植物として、よく知られています。 生の葉を咬むと、口の中に甘さが広がります。
ステビアは一時、発ガン性があるのではないかと言われていました。 しかし、日本が中心となって、JECFA(ジェクファ:国連食糧農業機関と世界保健機関の合同食品添加物専門家会議)へ申請し、平成19年6月には国際的にステビアの安全性が認められました。 今後は「カロリーゼロの天然甘味料」として、ステビアがどんどん使われていくことでしょう。
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コメント
> ステビアは甘味成分を持った植物として、よく知られています。 生の葉を咬むと、口の中に甘さが広がります。
「どれどれ」と、実験(試食)しはりましたでしょうか?
投稿: わんちゃん | 2009年11月 5日 (木) 23時09分
ステビア、薬草園にあってたま~に味見してました。
嫌味のない甘さですね。
甘味料になるまでどんな過程を経るのでしょう。
投稿: ひとえ | 2009年11月 5日 (木) 23時11分
わんちゃん、今までに何度も葉をかじっています。というよりも、ラベルのついていない場合は、葉をかじって確認しています。
ひとえさん、ステビアの甘さは分子を変化させて甘みを引き出すのではなく、砂糖の200~300倍の甘味度を持つステビオシドなどを単に取り出すだけですから、そんなに複雑な過程はいらないと思いますよ。
投稿: そよかぜ | 2009年11月 6日 (金) 06時47分