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2009年10月16日 (金)

ヒナタイノコズチ

Hinatainokozuchi091010_3

 イノコズチは昔からよく知られている「ひっつき虫」ですが、緑色のガクが発達していて、ツボミの時はこのガクが目立ち、花弁が無いので花が咲いてもこのガクが開くだけのような印象で、注意して観察しないと咲いているのも分らず、花が終わってもガクが残って果実を保護する・・・ つまり花が咲いても気付く人は少なく、咲く前も咲いた後もほとんど変わらない姿です。
 さらに、この昔から知られていたイノコズチは、ヒナタイノコズチとヒカゲイノコズチに区別されることになり、狭い意味でのイノコズチはヒカゲイノコズチを指すこととなりました。 なお、この違いについても、別種なのか変種なのかと、いろんな変遷を経ています。

Hinatainokozuchi091010_1

 上はヒナタイノコズチの花の咲いている周辺を拡大したものです。 花のつくりをもう少し詳しく見ていくと、上に書いたように花被片(ガク片)は5、花弁は無く、オシベは5本、オシベの基部は薄い膜でつながっており、その膜の上に伸びた部分は仮オシベとされています。
 花被の外側には3個の小包葉があり、そのうちの2個は他の1個より長く、その基部には薄い膜状の付属体があります。 この長い小包葉は果実ができると共にとげ状となり、動物の体などに付着するのに役立ちます。

Hinatainokozuchi091010_2

 ヒナタイノコズチとヒカゲイノコズチは、次のような点で区別されます。(ほとんどが比較しての違いですが・・・)
 ヒナタイノコズチはヒカゲイノコズチに対し、

  • 葉は厚く、ねた毛が多く、特に葉の裏面には多い。
  • 花軸に白毛が多い。
  • 花は密につく。
  • 小包基部の付属体は小さく三角形。(ヒカゲ-は大きくほぼ円形)
  • 熟した果実は真下を向く。(最初の写真の右下隅 : ヒカゲ-は斜め下を向く)

 などの特徴があります。

 

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コメント

散歩道に生えてて何気に見てます
ちょっと詳しく見てみようかな?

投稿: わんちゃん | 2009年10月16日 (金) 16時47分

最後の写真拡大して改めて見ました。
拡大してもパキッとさがきれいです。

読みながら見ながら・・・
「ひっつき虫」これですか?
ナルホドです。

愛犬のコロは草むらが好きです
運び屋に一役??


投稿: わんちゃん | 2009年10月16日 (金) 17時02分

> 散歩道に生えてて何気に見てます
> ちょっと詳しく見てみようかな?

私もそんな気分で観察しました。
たくさんある「ひっつきむし」です。
コロちゃんも運び屋として活躍してますね。

投稿: そよかぜ | 2009年10月17日 (土) 01時35分

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