ルリミノキ
ルリミノキは林下に生えるアカネ科の常緑低木です。 分布は静岡県以西から四国、九州、琉球列島、台湾、中国南部の暖帯から亜熱帯へと続きます。
アカネ科そのものが熱帯に多い植物ですが、ルリミノキの仲間も主にアジア熱帯に分布しています。 こちらでは西表島で見たマルバルリミノキを記事にしています。
ルリミノキは5~6月に白い花を咲かせ、果実は光沢のある美しい瑠璃色に染まっていきます。
この記事の写真は、10月18日に大阪府の南部にある槇尾山の薄暗い植林下で撮ったもので、ここにはたくさんのルリミノキが生えていました。 高さは人の背丈前後で、ルリミノキはこれくらいの高さにしかなりません。 まだ色づいていない実も多く、もう少しすると、もっと美しくなるのでしょうね。
(以下、2012.5.28.追記)
上と同じ場所のルリミノキの花を撮ってきました。 写真は5月18日に撮ったものですが、花は少し例年より遅れているようです。
長さ3cmほどの白い花は、内側が毛むくじゃら。 ほんのり紫色に染まる白いツボミも気に入りました。
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コメント
きれいな瑠璃色ですね、
この実を花より先に見てしまったんですね
瑠璃色の実の木「ルリミノキと名付けよう」
葉っぱの付け根に実がかたまってますが
その一つ一つが白いお花だったんでしょうか?
ちっちゃいお花?と想像します。
投稿: わんちゃん | 2009年10月25日 (日) 20時54分
実の先がこんな形だったって初めて知りました~。
見ていて見えてないことがいっぱいです。
投稿: ひとえ | 2009年10月25日 (日) 21時24分
わんちゃんへ
このところ写真の整理をする時間が十分に無く、ルリミノキの花も撮ったはずなのですが、出てきません。
花はとりあえずはマルバルリミノキから想像してください。花と実の関係はそんなに違いません。
ひとえさんへ
子房下位のアカネ科の果実には、ガクがこのような形で残る果実はよく見られます。身近なところではヘクソカズラの果実なども似た形をしていますよ。
投稿: そよかぜ | 2009年10月26日 (月) 00時22分