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2009年10月21日 (水)

トビ

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 トビはワシやタカの仲間ですが、嘴や脚の力は弱いため、襲う動物はカエル、トカゲ、ヘビ、魚などの小さな動物ですし、生ゴミなども食べます。 ですから、海岸や水田地帯など、人の生活と近い場所でよく見られ、「鳶に油揚げをさらわれる」「鳶が鷹を産む」などの諺にも登場する「身近な猛禽類」です。
 また、翼の面積に比較して体重が軽いため、上昇気流を利用して、ほとんど羽ばたかず、上昇気流から離れないように輪を描く様子は、「トンビがくるりと輪を描いた」(三橋美智也「夕焼とんび」)と歌われたりして、よく知られているところです。
 「ピーヒョロロ」と鳴く特徴的な声と共に、翼が広く、翼の先端近くに白い模様があるのは、トビを他のワシタカ類と見分けるいいポイントになります。

Tobi091017_2

 上記のような餌や生活のしかたの関係で、繁殖期を除いて単独生活をする猛禽類が多い中で、トビは餌が容易に手に入る環境や上昇気流が生じやすい環境などでは群をつくります。 先日淡路島に行く機会があったのですが、淡路花博の跡地である淡路夢舞台では、海から吹く風が山に当たってできる上昇気流に乗って、たくさんのトビが円を描いていました。 ここに載せた写真は、望遠レンズを持参していなかったので、ズームの200mmテレ端で撮った写真をトリミングしたものです。

※ トビの背中側の様子や、とまっているところの写真はこちらにあります。

 

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コメント

♪夕焼け空が 真っ赤っか~~♪
思わず三橋美智也さんと一緒に歌ってました

♪トンビがクルリと輪をかいた♪のを見たらやっぱり歌ってしまうかな?
でも見たことないです

翼を広げた時の白い模様
印象に残るでしょうね。

投稿: わんちゃん | 2009年10月21日 (水) 23時56分

大阪近郊では水田地帯の小動物が少なくなり、トビも海沿いに多くなった気がします。
海沿いでは、打ち上げられたいろんな生きものの死骸などを餌にしているようです。

投稿: そよかぜ | 2009年10月22日 (木) 06時46分

トビ
「飛んでる時の尾っぽが三味線のバチに似てますよ」
って教えていただいて、大きな鳥が頭上で旋回してると注意深く見るようになりました。
羽の裏側の模様も見えてるかな?

木津川の上空や、代掻き後の田んぼの上空です。
ゆっくりゆっくり大きく飛んでるので
思わず見とれてしまってます。

投稿: わんちゃん | 2011年3月 2日 (水) 16時16分

こちらに載せたノスリも、トビと同じように羽ばたかず悠然と旋回していました。
ただ、下から見るとノスリは白っぽく、たしかに尾の形は違いますね。

投稿: そよかぜ | 2011年3月 3日 (木) 00時37分

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