アメリカアサガオ
アメリカアサガオは1年性の帰化植物です。 原産地は熱帯アメリカで、第二次世界大戦後に輸入食品に混じった種が元になり、各地に野生化したと考えられています。
アサガオ類の種類も多いのですが、この種はガクの様子で他のアサガオ類から見分けることができます。 すなわち、ガクは肉が厚く、ガク裂片は広い基部から急に尾状に細くなり、尾状部は左右両縁が内側に巻き込みU字溝状となって先は著しく反り返り、ガクの外側には長毛が密生しています。
ガクから少し離れた茎寄りの所に、多肉化した1対の苞葉があるのも大きな特徴なのですが、この苞葉は密生した長毛に囲まれてガクと紛らわしく、見分けるには注意が必要です。 下は上の写真の一部を拡大し、苞葉を赤い矢印(2つ)で示したものです。
アメリカアサガオには葉の分裂しない型と、深く3~5裂する型があり、写真は前者で、マルバアメリカアサガオと呼ばれています。 似た名前の種にマルバアサガオがあり、葉に切れ込みの無いところは似ていますが、ガクの様子などはかなり違っていて、別種です。
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コメント
葉っぱの形と、ガクの回り辺りが要注意
ですね。
と、言うたはものの、
アメリカアサガオで葉っぱの分裂しないのとしてるのがあって、
マルバアメリカアサガオがあって、マルバアサガオがあって・・・・ワカラナイ
スイマセン
「多肉化した1対の苞葉」に矢印を・・・・
投稿: わんちゃん | 2009年10月 9日 (金) 12時12分
> 「多肉化した1対の苞葉」に矢印を・・・・
お望みどおりに写真を追加しておきました。
投稿: そよかぜ | 2009年10月10日 (土) 08時17分
ありがとういございます。
>この苞葉は密生した長毛に囲まれてガクと紛らわしく、見分けるには注意が必要です。
ハイ
投稿: わんちゃん | 2009年10月13日 (火) 06時42分