アメリカコナギ
アメリカコナギは北アメリカ原産のミズアオイ科の一年草です。 1970年代に岡山県で定着が確認された比較的新しい帰化植物で、現在のところは分布は限定的ですが、西日本の水田等に広がりつつあるようです。
従来から日本にあったコナギとは、茎が横に長く伸びて葉の幅が細いほか、花の印象もつくりもかなり違っていて、別の属に分類されています( コナギは Monochoria属、アメリカコナギは Heteranthera属 )。
花期は8月から10月で、鞘状の包葉から1つの花を咲かせます。 花の色には青紫色と白色の二型があります。 写真は後者ですが、内花被の1枚の根元にだけ黄色い蜜標があり、一見放射相称の花ですが、左右相称的要素も持っています。
オシベは3本ですが、うち1個の葯は矢形をしており(下の写真の赤い矢印:写真をクリックして拡大してご覧ください)、他の2個の葯は楕円形です。
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コメント
一つづつ学習したこと
①鞘状の包葉とは?
②内花被とは?
③黄色い蜜標とは?
④放射相称の花とは?
⑤左右相称の花とは?
⑥葯とは?
①は上方の写真で、
③⑥は下方の写真をクリック拡大して、
②④⑤はあっちこっち検索の結果・・・・
ええ加減にしていたこと、バッチリ??
ありがとうございました。
投稿: わんちゃん | 2009年10月 6日 (火) 16時59分
解説無しで専門用語を使いすぎたかな、と、少し反省・・・
私がこのアメリカコナギでいちばんおもしろいと思ったのは、オシベの1本の様子が他と違っているということで、この点ではコナギとつながります。
投稿: そよかぜ | 2009年10月 7日 (水) 01時42分