シュウブンソウ
岩湧山で見かけたシュウブンソウです。
「醜聞草」ではありません。醜聞にまみれること無く、目立たずひっそりとした生活をしているようです。
直立した茎から斜上あるいは水平に広がる数本の枝を分枝して広がる姿は特徴的で、葉の両面に剛毛があり、ざらつきますが、花はほんとうに目立ちません。 名前は秋分の頃に見られるということでしょうが、花期は長くて8月から10月です。
シュウブンソウはキク科に分類され、頭状花序で、中心付近の筒状花を舌状花が取り囲んでいます。 しかし筒状花と舌状花をもつ多くのキク科植物では、筒状花より舌状花の方が大きく、目立つ舌状花で虫を呼び、種子生産は筒状花で行うケースが多いのに対し、シュウブンソウの舌状花は筒状花よりも小さくなってしまっています(下の写真)。
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コメント
秋分のお花と言えば圧倒的に彼岸花。
でも、このシュウブンソウは目立たない地味な花ですが、茎からビュ~ンと伸びた枝
その枝に几帳面に咲いてる花の付き方が目を引きます、ように思います。
一度見たら忘れられないですね。
きっと・・・・・
投稿: わんちゃん | 2009年9月15日 (火) 23時39分
印象に残りにくい花ですよ。
それに秋分の日とも繋がりにくい・・・
お彼岸の頃に咲く花はいっぱいあるのに、なぜこの花に「秋分」の名前がきたのでしょうかね。
投稿: そよかぜ | 2009年9月16日 (水) 00時05分