メリケンムグラ
メリケンムグラは北アメリカ原産の1年生の帰化植物です。 「メリケン」はアメリカを意味します。
和名は1969年に岡山市で採られた標本を元につけられました。 分布は現在は主に東海以西に広がってきており、主にやや湿り気のある場所に分布し、地面をはって広がります。
対生の葉は両面ほとんど無毛です。 茎の断面は四角形で、稜に沿って毛が生えています。
メリケンムグラの花は夏に咲き、オシベは4本、メシベは深く2裂しています。 下の写真では、オシベもメシベも白っぽいうえに、2裂したメシベが絡み合っているので、よけいにオシベと区別しにくくなっていますが、ご辛抱を・・・。
花弁の毛が印象的だったので、下に拡大してみました。 メリケンムグラの花弁の毛は、細胞が一列につながってできている多細胞毛であることがよく分ります。
下は果実です。 メリケンムグラはアカネ科の植物で、花もアカネ科らしい花ですが、果実もアカネ科らしい姿で、熟せば2裂して種子を散らします。 昨日記事にした同じアカネ科のハシカグサとも果実の雰囲気はよく似ています。 ただ、メリケンムグラの果実では2つのガクが残存して大きくなり、よく目立ちます。
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コメント
一枚目のを見ると
ちっちゃなお花かな?と想像してます。
>メリケンムグラの花は夏に咲き
もう今頃は下のような実になってるんですね。
拡大されたメリケンムグラの花弁の毛
繊細なガラスのピンをイメージしました。
投稿: わんちゃん | 2009年9月18日 (金) 01時28分
花の径は1cm足らずです。
今は夏の終わりで秋の初め、この写真は花も9月13日に撮ったものですが、まだ花は残っています。
投稿: そよかぜ | 2009年9月18日 (金) 06時50分