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2009年9月20日 (日)

ヒナノカンザシ

Hinanokanzasi090913_1

 ヒナノカンザシは湿地に生える小さな一年草です。 お雛様の小さなお顔に似合う小さな小さなかんざしです。 夏の終わりに見られる花も実も見落としてしまうほど小さいのですが、拡大すると、花も実もたいへん特徴的で美しいものです。
 花はツボミのうちは赤紫色、花が咲くと白っぽくなり先に赤紫色が残ります。 花の長さは1~2mm、披針形のガク片は5個で、そのうちの2個はやや大きくなっています。 花弁は3枚で、下方の1個は側方の2個よりも長く、この花弁に包まれるように雄蕊筒があります(外からは見えません)。 雄蕊筒は4本のオシベの花糸が合着したものです。
 このように花は複雑なつくりになっているのですが、この花のつくりは、花弁の先の“房”は無いものの、基本的にはヒメハギと同じで、ヒナノカンザシはヒメハギ科に分類されています。
 果実もおもしろい形をしています。 果実の径は2mmほどで、扁平な腎形をしていて、縁には小歯が並んでいます。 1つの果実には2個の種子が入っています。

 下の写真、左側に写っているのは、ヒナノカンザシと小ささを競うようなアリノトウグサです。

Hinanokanzasi090913_2

 

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コメント

一つ、ギモン?
紹介していただいた湿地に咲いてるお花たち、
何でそんなに小さいの?
00ミリの世界・・・・


>果実の径は2mmほどで
1つの果実には2個の種子が入っています。

ビックリです。

投稿: わんちゃん | 2009年9月20日 (日) 19時14分

待ってました~♪
なんて派手な掛け声はこの花には似合いませんね(笑)。
ヒナノカンザシが背負ってる雫、一滴とも言えないほどのささやかさなのでしょうけど、重そうですね。
ほんとに可愛い花ですね。

アリノトウグサはここでは脇役を務めていたんですね。

投稿: ひとえ | 2009年9月20日 (日) 23時41分

わんちゃんへ

> 紹介していただいた湿地に咲いてるお花たち、
> 何でそんなに小さいの?

答は記事にしましたからね。


ひとえさんへ
アリノトウグサの花を写す適期は時期的に少し遅かったようです。
来年の記事をお楽しみに・・・

投稿: そよかぜ | 2009年9月21日 (月) 11時35分

こんばんは♪
ヒナノカンザシ可愛らしい名前ですね
アリノトウグサと同じくらいの大きさの花ってとっても小さい!
先日アリノトウグサ群生してましたが同じような場所に
ヒナノカンザシもあるってことでしょうか
ため池の周辺と湿地は違いますね。

投稿: エフ | 2009年9月23日 (水) 22時43分

ヒナノカンザシの花の方がアリノトウグサの花よりは少し大きいです。
アリノトウグサは、他の植物に上を覆われることなく強い光が当たる場所でありさえすれば、湿地でも乾燥地でも育つようで、両方の場所で見ています。

投稿: そよかぜ | 2009年9月23日 (水) 23時58分

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