ホドイモ
岩湧山で咲いていたホドイモの花、葉を見ても花を見てもなんとなくマメ科であるというのは分りますし、花のつくりもおもしろそうなのですが、一目見ただけでは何がどうなっているのか・・・
マメ科の蝶形花は5枚の花弁、つまり1枚の立った旗弁と、2枚がくっついてオシベやメシベを包み込んでいる舟弁(竜骨弁)、そしてその舟弁の左右にある側弁(翼弁)で構成されています。
以前記事にしたノアズキも、舟弁がよじれて分りにくい花になっていましたが、このホドイモも舟弁がみごとにねじれています。さらに側弁が丸まって筒状になり、この部分の色が目立つので、その部分に目が奪われて、いっそう分りにくくなっています。
下は花を側面から写し、花弁の名称を入れてみたものですが、花のつくりが分っていただけるかどうか・・・
この花のつくりはどのような虫にどのようにして花粉を運んでもらおうとしているのでしょうか。
「ホド」とは「塊」で、地下に塊根があって、焼いて食べられるようです。
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コメント
マメ科の蝶形花のつくりとこのお花のつくりのどこがどう違うのかチョー詳しく解説してくれてはるのに…根っこが焼いて食べれる…
食いしん坊の…
投稿: わんちゃん | 2009年9月13日 (日) 07時44分
私は食べたことが無いので味の方は分りませんが、北米原産のアメリカホドイモを、ホドイモの仲間の属名のアピオスという名で売られていて、栄養豊かなようですよ。
投稿: そよかぜ | 2009年9月13日 (日) 20時53分