ニガクサ
シソ科の花は特徴がはっきりしていてすぐにシソ科と判るのですが、その後がたいへん。 種類が多くて、互いによく似ていて、しばらく会わない花に出会うと名前がすぐに出てこないことがあります。 特にこのニガクサなどは苦くもないのにこの名前ですから、名前と植物のイメージがつながりません。 もしかしたらこの「ニガクサ」という名前、観察会の指導者が名前が出てこず、苦い思いをした草だったりして・・・(冗談ですよ)。
このニガクサの仲間の花冠は上唇がないので、オシベやメシベの観察にはちょうどいいかもしれません。 花の初期には閉じていたメシベの先端が、大きく口を開くように上下に分かれ、受粉できるようになる様子などは、新しい花と古い花を見比べることによって、よく分かります。
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コメント
ニガクサ
オッ!葉っぱが苦いの?お花が?
と一瞬思いましたよ、
どこも苦くはないのですね。
ベロ~ンとした、お花が特徴なんですね。
でも、ちっちゃいですね。
投稿: わんちゃん | 2009年8月19日 (水) 12時59分
> でも、ちっちゃいですね。
シソ科の花としては、標準的な大きさではないでしょうか。
ニガクサの語源は、思いつきですが、例えば「イガクサ」が訛ったとか、「苦」という漢字を離れたほうがいいのかもしれません。
。
投稿: そよかぜ | 2009年8月20日 (木) 07時25分