« カワラマツバ | トップページ | ヌサオニグモ »

2009年8月13日 (木)

カワラナデシコ

Kawaranadesiko090806_1

 上は木津川の堤で撮ったカワラナデシコです。 イネ科の植物に覆われてしまう寸前で咲いているようです。 右の方にはカワラマツバの葉も見えます。
 カワラナデシコも昨日記事にしたカワラマツバと同様、光がよく当たる環境で、適度な撹乱によって他の植物の生育が抑制されるような環境でないと、他の植物と競合して負けてしまうようです。
 その撹乱とは、例えば定期的な草刈などの人為的な撹乱であったり、増水で砂礫が動いて他の植物は育ちにくい環境であったりします。 ところが、草刈をするような場所の多くは、放置気味であったり、逆に公園的に管理がされすぎたり、河原でも治水が行き届いて砂礫の移動が少なくなったりで、そのうえきれいな花ですので採られたりと、カワラナデシコの生きる環境も厳しくなってきているようです。 単にナデシコといえばこのカワラナデシコを指すように昔から親しまれてきた植物であったのですが、私も久しぶりに会った気がしました。

Kawaranadesiko090806_2

|

« カワラマツバ | トップページ | ヌサオニグモ »

草2 離弁花」カテゴリの記事

コメント

適度な攪乱・・興味深い表現ですね。
望ましい攪乱のありようも植物によってそれぞれ違うのでしょうか・・。
カワラマツバ、今年はよく出会うので増えているような気がしたのですが、むしろ逆なのですね。

投稿: ひとえ | 2009年8月13日 (木) 20時37分

何年か前には、カワラナデシコの群生地が見れましたのよ。
堤の斜面が10メートルほどピンクに染まってました。
いっぱい摘んでウチに持って帰り、
豪華に活けたこともありました。

今では草むらの中でのピンクのお花。
ホンマに可愛いですね・・・・・

投稿: わんちゃん | 2009年8月13日 (木) 22時40分

ひとえさん、撹乱の程度の違いがいろいろあると、それが自然の多様性を維持するひとつの要因となり、それぞれの環境に適した様々な植物の生活場所を提供することになるのでしょうね。
カワラマツバ、増えている所もあり、減っている所もあり、もっと長い10年単位で見れば、これからどうなのでしょうか。増えてくればいいですね。

わんちゃん、そんなにたくさんのカワラナデシコがあったのですか。きっと草刈りの時期とも関係するのでしょうね。

投稿: そよかぜ | 2009年8月13日 (木) 23時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: カワラナデシコ:

« カワラマツバ | トップページ | ヌサオニグモ »