蚊の幼虫と蛹の各部の名称
昨日の記事で、ヒトスジシマカの幼虫と蛹(サナギ)のことを記事にしましたが、体の各部の名称が分らないので内容が理解しにくいとの指摘を受けましたので、各部の名称を載せておきます。
ついでにサナギの写真をもう一枚追加しておきます。 昨日とは反対に斜め下からの写真ですが、成虫の口器が形成されている部分だと思われる所が写っています。
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コメント
ありがとうございます。
1㌢にも満たない水の中の小さな生き物、
だからこその各部の位置が私の思う常識に当てはまって無いところが面白いです。
もう一つ
空気呼吸をしているのに鰓とは不思議ですが、これは鰓とは呼ばれているものの、実際には塩分の調節に使われていると考えられています。
この中で塩分の調節とは?どんなこと?でしょうか?
投稿: わんちゃん | 2009年8月 8日 (土) 22時55分
私たちの体には、Na(ナトリウム)、K(カリウム)、Ca(カルシウム)などの多くの塩類が体内に一定の濃度で存在し、それぞれ生命活動を維持するのに大切な働きをしています。昆虫にとってもこのことは同じです。
以下、私の勝手な考えも含めて書きます。
ボーフラの場合、これらの塩類は餌から補給するのでしょうが、濃度を一定に保つためには、多すぎる塩類は“鰓”から水中に捨てなければなりません。また場合によっては、水中に溶けている塩類を“鰓”から吸収することがあるかもしれません。さらに、塩類の濃度を高めるには、体内の水を少なくすればいいのですが、“鰓”は体内の水分量の調節にも関わっているのかもしれません。
投稿: そよかぜ | 2009年8月 8日 (土) 23時18分