サンコウチョウ
12日の日曜日、サンコウチョウを見に箕面に行ってきました。
サンコウチョウは、夏には日本、台湾、フィリピンに分布し、冬には日本に来ている個体は中国南部やスマトラあたりで越冬しているようです。 さえずりが「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」と聞こえるところから、月と日と星で『「三光」鳥』です。
日本で見られるのは平地から低山にかけての、木の生い茂った暗い場所で、大阪付近でも、能勢、箕面、生駒山麓、槇尾山など、いろんな所で見られています。 私の家の近くの鉢ヶ峰でも数年前にはいたようです。
でも、もちろん飛び回っていますし、個体数もそんなに多くありませんから、出会うのは容易ではありません。 しかし、巣が発見されれば、抱卵から雛への給餌と、確実に成鳥を観察できるわけですから、バーダーたちが集合することになります。
箕面の場合も、巣のある場所を教えていただいて行ってきたのですが、巣の中には雛が育っていました。 多くの営巣地では雛が巣立っていますが、箕面のこの地では、産卵されたのが、かなり遅かったようです。
給餌するメス
メスは何度も雛に餌を運んでくる(上の写真)のですが、オスが巣に戻る回数は、メスに比べてずっと少なく、巣に留まる時間もたいへん短いものでした。 だいいち、雛に餌を与える様子は、私の短い観察時間では、確認できませんでした。
サンコウチョウのオスは、メスの気を引くためなのでしょう、体長の3倍ぐらいの長い尾羽を2枚つけています。 また、アイリングと嘴も、メスに比べると、明るい水色で目立ちます。(下の写真)
雄は容姿端麗、家庭を顧みない“遊び人”なのでしょうか。 それとも、この長い尾が邪魔をして、餌を雛に運びたくても、うまく餌を捉えられないのでしょうか。
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コメント
ふ~~ぅ よう撮れてますこと・・・・
ご自慢のお目目と長~イ尾羽
バッチリですね。
3枚目のまさか?をお尋ね。
尾羽の先が小枝と重なってるように見えますが、まさかず~っと尾羽?ですか?
投稿: わんちゃん | 2009年7月15日 (水) 14時59分
3枚目の写真は、手前にある木の幹のボケと尾羽が重なって、尾羽の幹に近い部分が小枝のような色になってしまっていますが、ず~~~っと尾羽です。
投稿: そよかぜ | 2009年7月15日 (水) 23時57分