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2009年7月24日 (金)

アカメガシワの花

 林の周囲を歩いていると、アカメガシワによく出会います。 アカメガシワについては、このブログでも何度か取り上げました。 アカメガシワが陽樹であることや春の新葉の赤いしくみについてはこちらに、花外蜜腺についてはこちらに載せています。
 そのアカメガシワの花がまだ咲いていました。 アカメガシワは、光さえあれば、細かいことは気にせずにどんどん生長するような木ですが、下の写真の撮影日を見ても、花の時期もかなりいい加減なようです。 もちろん雌花と雄花は同時期に咲くのが原則です。
 アカメガシワは雌雄異株です。 雌花は反り返ったガクとメシベだけ、雄花は反り返ったガクと多数のオシベだけというシンプルさです。

Akamegasiwa090627_1
   雌株の花  6月27日撮影

Akamegasiwa090720_1
   雄株の花  7月20日撮影

Akamegasiwa060729_1
   7月29日の撮影です(今年の撮影ではありません)
   この雌株では、子房はもうかなり膨らんでいます

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木2 落葉樹」カテゴリの記事

コメント

アカメガシワはこぼれ種でよく増えるのでしょうか、ありふれた木ですが、新芽も花もなんとなく心惹かれます。
あの新芽のきれいな赤が星状毛の仕業だったなんて、初めて知りました~~。ほんとにきれいですよね。
ニワウルシの新芽もきれいで好きです。

投稿: ひとえ | 2009年7月24日 (金) 21時57分

アカメガシワの新芽の赤は星状毛の色、ニワウルシの新芽の赤っぽい色は葉そのものの色。いろいろな手段で新芽はどうして赤くなろうとするのか・・・
これもいつか書かなければなりませんね。

投稿: そよかぜ | 2009年7月25日 (土) 00時11分

そういえば・・・
アカメガシワは優しい黄色に染まるのでしたね~。葉の形も色々。
馬酔木の新芽も好きです。ええとそれから・・(笑)。
解き明かして下さるのを楽しみにしていま~す。

投稿: ひとえ | 2009年7月25日 (土) 07時37分

>アカメガシワは、光さえあれば、細かいことは気にせずにどんどん生長するような木ですが、下の写真の撮影日を見ても、花の時期もかなりいい加減なようです。

ひとつ思い当たることがあります。
アリ(花外蜜腺)がたかってるのが、
そよかぜさんとこのは10月でした
私が見たのは6月でした
アリの行動もアカメガシワの蜜腺の具合も季節限定のものではないのですか?

投稿: わんちゃん | 2009年7月25日 (土) 18時48分

たぶん、上から何枚目の葉の花外蜜腺にいつ(月日)アリが来ていたかの記録を溜めていくと、きっとおもしろい結果が出てくると思います。

投稿: そよかぜ | 2009年7月25日 (土) 22時53分

記録観察は結構、好きなんですけど・・・・
>上から何枚目の葉の花外蜜腺にいつ(月日)アリが来ていたかの記録・・・・

身近にあればきっとやるでしょうね。
ウンやります。

投稿: わんちゃん | 2009年7月25日 (土) 23時56分

みんなでデータを持ち寄ることができたらいいのですが・・・

投稿: そよかぜ | 2009年7月26日 (日) 15時17分

こんにちは。
アカメガシワの繁殖力はすごいですね。
アスファルト道路のすき間のようなところでも育っています。

投稿: 多摩NTの住人 | 2009年7月26日 (日) 15時29分

アカメガシワは典型的な陽樹ですね。とにかく光があればどんどん光合成をして、その光合成産物をどんどん消費して、逆境を跳ね返すためのさまざまな物質を作る・・・
弱い光の条件では、からっきしダメなんですが・・・

投稿: そよかぜ | 2009年7月27日 (月) 06時15分

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