クサタチバナ
クサタチバナは、関東以西から四国の、山地の草地などに生育し、6月~7月に花を咲かせる植物ですが、絶滅が心配されています。 写真は6月14日に六甲高山植物園で撮ったものです。
名前は、花が一見タチバナ(ミカン科)に似ているところからですが、じつはこのクサタチバナは、昨日記事にしたタチカモメヅルと同じカモメヅル属(Vincetoxicum属)です。 クサタチバナはツル植物ではありませんし、花の色も全く違いますが、同じ属だと知って見ると、たしかに対生の葉の様子も似ていますし、花のつくりもよく似ています。
クサタチバナの花にも蜜を求めてアリが来ていました(下の写真)。
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コメント
ちっちゃなお花が集まって咲いてるんですね、
そのお花、一つ一つはとってもちっちゃいんですね、
アリンコが大きく見えます
近所のお庭で咲いてた夏ミカンの花と
しくみがよう似ていることに気がつきました。
投稿: わんちゃん | 2009年7月 6日 (月) 13時16分
クサタチバナの花は、中心の副花冠に囲まれた部分は小さいですが、長い花弁が広がっていますので、そんなに小さな花という印象ではありません。
夏ミカンの花とは一見よく似ていますが、オシベやメシベの様子などは全く違います。
投稿: そよかぜ | 2009年7月 7日 (火) 00時55分
第一印象で物事を決めては良くないということを実感しました
クサタチバナの花はパッと見小さく見えました。
>中心の副花冠に囲まれた部分は小さいですが、長い花弁が広がっていますので、そんなに小さな花という印象ではありません。
夏ミカンの花としくみがよう似ていることに気がつきました。
>夏ミカンの花とは一見よく似ていますが、オシベやメシベの様子などは全く違います
投稿: わんちゃん | 2009年7月 7日 (火) 16時31分
本当は花の断面などを撮りたいのですが、植物園でそれをするには勇気が要ります。
投稿: そよかぜ | 2009年7月 7日 (火) 22時46分