ベニシジミの交尾拒否行動
ヒメジョオンの花にベニシジミ2頭が連なるように飛来、先頭の個体は翅を震わし続けながら前進、後ろの個体はピッタリそれにくっついて移動します。(7月11日、堺市南区畑にて)
じつはこれ、先頭のベニシジミがメスで、後ろがオス。 保育社の『原色日本蝶類生態図鑑Ⅲ』には、メスが交尾を拒否する場合は、ははばたきつつ歩く型と、急に飛び立つ型とがある旨の記載があります。 また、海野和男先生の小諸日記にも、よく似た状況が書かれています。 後ろのオスは、いかにも交尾したい様子で、少し腹部を曲げています。 この後、メスは飛び立ち、オスもピッタリくっついて飛んで行きました。
メスはオスよりも飛翔力に優れているわけは無く、なかなかオスを振り切れない様子、オスはどこまで追いかけていくのでしょうか。 まるでストーカーです。
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コメント
遠い明日しか見えない僕(ベニシジミ♂)と
足元のぬかるみを気に病む君(ベニシジミ♀)と・・・・
つまりストーカー行為のベニシジミ♂の心情ですね、こうなんじゃないかなぁ・・・と
投稿: わんちゃん | 2009年7月22日 (水) 10時55分
ついでのことに、ホンマモンのストーカー紹介します
blog.goo.ne.jp/mn1944/e/956ef667ff6f19ecd9a81deaff1d6e47
横道にそれてしまいました。
投稿: わんちゃん | 2009年7月22日 (水) 16時19分
自分の姿を見せないなどの“ホンマモンのストーカー”に比べると、ベニシジミは何と素直で直情的なことか・・・
投稿: そよかぜ | 2009年7月22日 (水) 23時23分