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2009年6月11日 (木)

オオバアサガラ

Oobaasagara090606_2

 今年の6月6日の金剛山は、オオバアサガラの花のちょうど見ごろでした。 花の時期に金剛山に行くと、オオバアサガラがあちこちにあるのが分かります。 既に花の終わった木もあれば、まだつぼみしかつけていない木もありましたが、多くのオオバアサガラは半分が花で半分はツボミの状態。 この時期がいちばん美しいのではないでしょうか。

 オオバアサガラに近い木に、アサガラがあります。 名前は枝が折れやすく、樹皮が糸状に剥げる様子を麻の茎に例えたものです。
 アサガラとオオバアサガラの区別点は、アサガラの果実には5翼があるのに対し、オオバアサガラの果実には10稜もあり、ほとんど円形に見える点ですが、この区別点は花の時期には使えません。
 もうひとつの区別点は、名前のとおりオオバアサガラの葉は大きく、アサガラの葉の葉脈は5~8対であり、葉脈が葉の裏に大きく隆起しないのに対し、オオバアサガラの葉脈は8~12対あり、葉の裏を見ると、細かい脈まで隆起しています。 下の写真では、葉の裏に西日が当たり、その様子がよく分かります。
 その他にもアサガラの花序は横に広がり、写真のような長い房状にはなりません。

Oobaasagara090606_1

 

オオバアサガラはエゴノキ科に分類されています。 木の成長は速いほうですが、上述のようにもろいので、水分を容易に得られて風当たりの強くない谷筋に生育します。 金剛山で見たオオバアサガラも、すべて渓流の横でした。
 花は5枚の花弁に10本のオシベがあります。 花弁もオシベもほとんど離生していますが、基部ではわずかにくっついています。
 オシベの花糸の内面には長毛があります。 白い花弁に白い花糸、長毛も白いとなれば分かりにくいのですが、下の写真では、どうにかその様子が写っています。

Oobaasagara090606_3

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木2 落葉樹」カテゴリの記事

コメント

こんなにいっぱい咲いてるオオバアサガラ、見てみたいです。
この時期の花って白が多いのでしょうか。
深緑に白い花、涼やかででいいですね~。
画像からも葉裏の隆起がくっきりみてとれます。
でも、わたしなどには花の時期しか見分けられない樹木なんだろうな・・。

投稿: ひとえ | 2009年6月11日 (木) 07時22分

1本の木に、純白の房がたくさん垂れ下がり、風に揺れる様の規模の大きさ、すばらしさを、写真で伝えるのは難しいですね。あきらめて枝の一部の写真しか撮れませんでした。

投稿: そよかぜ | 2009年6月11日 (木) 23時55分

おはようございます♪
写真も美しく撮れてますがやっぱり
山へ行かないと見れないんでしょうね
光や風や匂いや空気
この季節の山はいいでしょうね
さわやかな空気を感じました

投稿: エフ | 2009年6月12日 (金) 11時02分

6月6日の金剛山のハイライトは
オオバアサガラ・・・
パンパカパ~~ン

実はいつ生りますか?
食べれますか?

投稿: わんちゃん | 2009年6月13日 (土) 00時07分

エフさん、山は山でも、2枚目の写真はバス道のすぐ脇です。
オオバアサガラの花は、ほんとうに爽やかさを感じさせてくれる花ですね。

わんちゃん、実のなる頃に行って食べるつもり?
実は9月ですが、残念ながら食べることのできる実ではありません。

投稿: そよかぜ | 2009年6月13日 (土) 15時48分

そうですか、食べれないですか?
ざ~んねん・・・・・

投稿: わんちゃん | 2009年6月13日 (土) 19時33分

すると、このたくさんの、花の分だけ
実がぶら下がってることになります??

投稿: わんちゃん | 2009年6月13日 (土) 19時34分

全ての花が実になるとは限りませんが、互いの実が絡み合った長い房にはなります。

投稿: そよかぜ | 2009年6月14日 (日) 07時55分

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