アイノカツオゾウムシ・ハスジカツオゾウムシ
色が鰹節に似たゾウムシで、○○カツオゾウムシという、何種類かのグループがあります。 今日はそのうちの、アイノカツオゾウムシ(?)とハスジカツオゾウムシです。
アイノカツオゾウムシの「アイノ」は「アイヌ」が訛ったものといわれていています。 よく似た種類に、ナガカツオゾウムシがいるのですが、ナガカツオゾウムシは上翅端1/3から細くなっているようですし、写真の個体は、金剛山(といっても、標高500m位の所)で撮ったことや、ヨモギの葉にいたことから、アイノカツオゾウムシとしておきます。
ハスジカツオゾウムシは、'08年7月26にこのブログの記事にしています。 前回は“スタジオ撮影”でしたが、今回はノアザミの葉の上にいるところを撮ることができました(撮影場所:堺自然ふれあいの森)ので、載せておきます。
今回の写真に比較すると、前回の写真の体は、黒っぽい色をしています。 じつはカツオゾウムシの仲間の体の色は、地色は黒く、褐色系の色は体の表面にびっしり生えた短い毛の色です。ですから、この毛が取れるにしたがって、次第に黒っぽい色になっていきます。
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コメント
000ゾウムシって
”ゾウの鼻のように長い口”でだいたい
解るようになりました。
000のところはまだまだワカリマセン
これとソックリなのを撮っていたので、さっそく名前をつけることが出来ました
ありがとさんです
投稿: わんちゃん | 2009年6月29日 (月) 10時20分
ゾウムシの仲間もいろいろ。
シギゾウムシの仲間の口吻なんて、とてつもなく長いので、みつけたら興奮しますよ。
投稿: そよかぜ | 2009年6月30日 (火) 07時17分
今まで皆同じものに見ていましたが
もっとよく見ないといけませんね
シギゾウムシ一度見てみたいです
投稿: tumumasi | 2009年6月30日 (火) 07時49分
シギゾウムシ
見つけてその口吻を確めて興奮してみたい・・・・・
「うっそぉ・・・」とか「わぉ~~」とか
投稿: わんちゃん | 2009年6月30日 (火) 22時48分
シギゾウムシ、大人気ですね。
シギゾウムシにもいろんな種類がいますが、ちょうどエゴノキの実が膨れる季節、これに産卵しようとするエゴシギゾウムシを探してみてはいかがでしょうか。
口吻、興奮、請う奮闘!
投稿: そよかぜ | 2009年7月 1日 (水) 07時05分
またまた新種(私にとっては)のエゴノキゾウムシ?
エゴノキの花を撮ったことはあるけれど、実になってしまったら、見つけられないです。
奮闘むなしく・・・ってとこでしょうか?
投稿: わんちゃん | 2009年7月 1日 (水) 18時11分
実ではエゴノキが分からない・・・ なるほど・・・
ところで、エゴノキゾウムシではなく、エゴシギゾウムシです。
「シ」から点々(``)を取れば「ノ」に、「ギ」から点々(``)を取れば「キ」になりますが、いくら濁ったことが嫌いなわんちゃんと言っても・・・
投稿: そよかぜ | 2009年7月 2日 (木) 06時24分