サワギク
サワギクは、「沢に生えるキク」の意味ですが、沢の縁というよりは、やや湿り気の多い林の中に多いようです。 葉は深く羽状に裂け、他にあまり似た植物はありません。
今まであまり群生するイメージではなかったのですが、下の写真の場所では、斜面いちめんにサワギクが生えていました。(下の写真のままだと、花が小さすぎて分からないですね (^_^;) 写真をクリックして大きくして見てください)
長田武正著の「検索入門野草図鑑」という本があります。 手軽に名前を確認したり、写真を楽しむのによく見るのですが、この本のサワギクの記載を見ると、「舌状花は7~10個」となっています。 ところが私が見た多くのサワギクの舌状花の数は13~14個です(下の写真)。 気になって他の人のブログやHPを見ても、やはり私が見たのと似た数です。 長田先生はどの地方のサワギクを見て書かれたのでしょうか。 それともサワギクの様子が少し変化してきているのでしょうか。
※ 以前、帰化植物のナルトサワギクについて書きました。 名前は「鳴門市で確認されたサワギク」ということですが、似ているのは黄色い花だけで、葉が裂けているわけでもなく、印象はまるで違います。
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コメント
おはようございます。
湿地に行く度出会う花があって、去年やっとサワシロギクだとわかりました。
サワギクは、キク科でサワによく咲くという共通点はあるにしても、また違う花なのですね。
道行けば名も知らぬ花ばかり、です。こうして見せて頂くと、出会った時に名前で呼べるかな~。
投稿: ひとえ | 2009年6月24日 (水) 07時19分
最後の写真に見入ってしまいました。
クッキリと真っ黄っ黄に浮かび上がってるようで・・・・
ちなみに私の撮ったサワギクは12~13個
圧倒的に13個・・・・です。
投稿: わんちゃん | 2009年6月24日 (水) 15時47分
ひとえさん、サワシロギクが生えているのは、もっと“本格的”な、昔からの安定した湿地だと思います。六甲周辺にはそんな場所があちこちあるんですね。
植物の分布はおもしろくて、ある谷にはサワギクがいっぱいあるのに、隣の谷には全く無かったりします。
わんちゃん、情報提供ありがとう。
他のブログの写真も総合してみると、サワギクの舌状花は13を中心として、12~14が多いということですか。
投稿: そよかぜ | 2009年6月25日 (木) 06時47分