スジグロシロチョウの産卵
写真はスジグロシロチョウのメスの夏型です。 エゾスジグロシロチョウという種もスジグロシロチョウにたいへんよく似ていて、どちらも北海道から九州までいるのですが、スジグロシロチョウのメスの夏型では、翅の表の黒色部が強く現れ、後翅の裏側は、黒色部は薄く、黄色みを帯びています。
このスジグロシロチョウが、イヌガラシの葉の裏に産卵していました(下の写真)。 腹部を持ち上げ、イヌガラシの葉の裏に押し当てています。
その葉の裏を見ると、既に産み付けられている卵もありました。 下の写真の右端の卵は産み付けられてから時間が経過し、色が変わってきています。 写真の左端には幼虫もいます。 既に孵化したスジグロシロチョウの幼虫でしょうか。
下はスジグロシロチョウの幼虫の食草のひとつであるイヌガラシです。
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コメント
蝶々はひとつもじっとしてないです。
パキッとよく撮れてますね、お見事です。
メスとオスとがあって、夏型とかなれば、なかなかです。
>北海道から九州までいるのです・・・・
と聞けば、散歩道ででも出会えるかな?
食草のイヌガラシが・・・・
虫たちって葉っぱの裏側に卵を産みつけるんですね、2枚目の写真見てたら、ちょっと大変そうなんで・・・・
投稿: わんちゃん | 2009年6月22日 (月) 22時36分
> メスとオスとがあって、夏型とかなれば、なかなかです。
(スジグロシロチョウ/エゾスジグロシロチョウ)×(春型/夏型)×(オス/メス)で、組み合わせは8種類、それに個体差がありますから、見分けるのはほんとうにたいへんです。
投稿: そよかぜ | 2009年6月23日 (火) 07時11分