ハサミムシ
写真はハルジオンにいたハサミムシ(の仲間)です。 ふだんは落ち葉の下などでよく見るのですが、この日はハルジオンに登ってきていました。
ハサミムシの仲間は革翅目(かくしもく)に分類されます。 退化した翅を持つもの、翅のないもの、動物食性のもの、植物食性のものなど、日本には20種以上もいるのですが、みんな体色は地味で互いによく似ていますので、「ハサミムシ」という種名を持ったものもいるのですが、ここで使っている「ハサミムシ」は「ハサミムシの1種」の意味だと理解してください。
ハサミムシの特徴は、なんといってもお尻のハサミ。 このハサミは武器として使いますが、空気の振動を捉えることもできるようです。 つまり“耳”としても使っているとのことです。
その他、ハサミムシには、母親が卵や子どもの世話をするという、昆虫の仲間としては珍しい習性もあります。
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コメント
>ハサミムシには、母親が卵や子どもの世話をするという、昆虫の仲間としては珍しい習性もあります。
ここに、注目しました。
いつか、昆虫は産みっぱなし・・・・
と教えていただいたことがありました。
それと、庭で大きな石なんかをどけた時によく似た虫を見たことがありました。
体が黒く、てかっていたことも、お尻のハサミも・・・・
でもぉ こんな触覚あったかなぁ??
投稿: わんちゃん | 2009年6月14日 (日) 22時28分
ほとんどの昆虫は卵を産みっぱなしですが、一部の昆虫は産んだ卵を保護します。このブログでも、エサキモンキツノカメムシのことを記事にしました。
> 庭で大きな石なんかをどけた時によく似た虫を見たことがありました。
たぶんハサミムシでしょう。そんな所によくいます。
写真は大きく写しているので立派な触覚があるようですが、肉眼的には細い触角はそんなに目立ちません。
投稿: そよかぜ | 2009年6月15日 (月) 06時31分