オオアカゲラ
キツツキの類は囀ることができません。 そのかわり、内部が空洞になった太い木の幹を嘴で猛頻度で叩き、大きな音を出します。 これをドラミングといいますが、オスもメスもドラミングをするようで、オスのみが行う囀りとは少し意味合いが違うのかもしれません。
5月2日の金剛山では、山頂目指しての移動中に、姿は見えないものの、たぶんオオアカゲラによるドラミングの、ダララララ・・・という音が続きました。
(和田剛一さん録音のオオアカゲラのドラミングはこちら)
また、山頂の周遊コースでは、あちこちでオオアカゲラの「キョッ、キョッ」という声を聞くことができました。 でも、なかなか姿は見せてくれません。
やっと撮ることができたのが下の写真。 でも、高木の頂近くで、背中の様子は写せませんでした。
上の写真は頭頂部が黒いので、オオアカゲラのメスです。 オスの頭頂部は赤い色をしています。
オオアカゲラに似た鳥で、アカゲラというキツツキがいますが、アカゲラの体側面には黒い縦縞がありません( 背中が見えると、アカゲラにある逆「八」の字の白い斑紋がオオアカゲラには無く、もっとよく分かるのですが・・・)。
全国的にはアカゲラよりもオオアカゲラの方が数は少ないとされているのですが、私が金剛山で見るのは、いつもオオアカゲラです。
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コメント
ドラミング
空洞の幹をつっつくんですよね?
虫を探しているの?
穴を開けて餌をしまいこむの?
巣にするつもり?
ですか?
山の中で耳にするいろんな音が聞き分けられるってスゴイなァ・・・・
>全国的にはアカゲラよりもオオアカゲラの方が数は少ないとされているのですが、私が金剛山で見るのは、いつもオオアカゲラです。
金剛山って良いとこですねぇ・・・
投稿: わんちゃん | 2009年5月 8日 (金) 10時54分
ドラミングは幹をつっつくのではなく、叩くのです。
虫を探しているわけでもなく、巣にする穴を掘るのでもありません。
記事に書いたように、あくまでもさえずりと似た機能で、自己の存在の主張です。
餌を探すためや巣を作るために木に穴を開ける場合は、コツコツコツコツと、もっと静かな音です。
投稿: そよかぜ | 2009年5月 9日 (土) 06時37分
へぇ~~~
クチバシなのに、つっつくのと叩くのとでは違うんですね、
その行動を想像するだけでは違いがわかりませんでした。
が、音が違うんですね。
へぇ~~そうだったんですか。
投稿: わんちゃん | 2009年5月10日 (日) 00時30分