クロバイ
26日、人を迎えに車で関西国際空港へ。 阪和自動車道から見える山の斜面に、黒っぽい葉にいちめんに白い花をつけた木が点々とありました(下の写真)。 きっとクロバイでしょう。
下は家の近くの林で2年前の今日(29日)に撮ったクロバイです。 葉の色が濃いうえに葉の量も多く、樹冠の下はたいへん暗くなっています。
クロバイはハイノキ科に分類されています。 関東地方以西に生育する常緑高木で、比較的乾燥した場所に生育しています。
クロバイの名は、枝葉を焼き、その灰を染色の媒染剤として利用することによります。 同様の使い方をするハイノキに比較して、葉の色が濃いところからの名前です。
花の径は8mmほど。 総状花序は前年枝の上部の葉腋に出て、たくさんの花をつけますので、なかなか見事です。
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コメント
「山が笑う」新緑の季節。
山は同じ緑色でも薄い緑、濃い緑、
春の季語に「山笑う」
俳句のできる友人に教わったことを思い出しました。
白い花にクロバイの名前
体験した人が名付け親?でしょうね?
スゴイです。
投稿: わんちゃん | 2009年4月29日 (水) 17時40分
クロバイは昔から灰が大切、花なんてどうでもよかったのでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2009年4月30日 (木) 00時55分