冬鳥たちは次々と北に帰っていきます。 私の家の近くの大蓮池のカモもずいぶん少なくなりました。
代って、冬の間を暖かい東南アジアで過ごした夏鳥たちが、次々と飛来してきています。 これらの鳥たちはしばしの休憩を取りながら、次第に本州中部から東北へ、そして北海道へと分布を広げていきます。
これらの鳥たちは、当然大阪付近も通過するわけですが、緑の少ない大阪では、しばしの休憩を取る場所として、鳥たちは緑のある場所に集中することになります。 これらの場所として、大阪府下では、大泉緑地、南港野鳥園、長居公園、大阪城、服部緑地、鶴見緑地などが挙げられます。 特に大阪城公園は木も大きく育っており、そのうえ石垣による高低差があって、場所によっては高木の上にいる鳥を横から見ることができるというメリットもあります。
本来ならば信州などの山に出かけなれれば会えないような鳥達に会えるのですから、土日は人が多いといえどもじっとしてはおれません。 4月18日、天気も出かけることを促しているようです。 大阪城に出陣です。
その時に写真に撮れたのは、オオルリ、キビタキ、クロツグミ、アカハラ、センダイムシクイ、コサメビタキです。 その他、漂鳥ですが南からも来るクロジも撮る事ができました。 特にオオルリはあちこちで見ることができました。 この他、情報として聞いたところでは、コマドリ、ヤブサメなども最近大阪城にいたようです。
木漏れ日の中のオオルリ
陽に当たったオオルリの美しい色は「オオルリ」の記事で。
鳥の種類によって渡りの時期は少しずつずれるのですが、ここ暫くが第一陣のピークになるようです。 このピークは大阪府下では4月の終わりには枚岡公園などの山麓に、そして5月の上旬には金剛山頂などに移っていくようです。
大阪城にはこの後、コルリ、ノゴマ、サンショウクイなどの第二陣が、そして5月中旬までには、サンコウチョウ、ジュイチ、ツツドリ、マミジロなども飛来するはずです。 しばらく出会いの楽しみが続きます。
上に名前を出した鳥たちは、順次できるだけ紹介していきたいと思っています。 でも春は虫も花も載せたいものが目白押しで・・・ とりあえず今日は大阪城公園で春に見られる夏鳥たちの概略だけを載せることにしました。
春は楽しくいそがしい季節です。
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