ヒレンジャク
前回の記事で、ヤドリギの実を食べていたヒレンジャクです。
ヒレンジャクはシベリア東部~中国北東部で繁殖し、サハリン、朝鮮半島、日本、中国南部、台湾などで越冬しますが、越冬地への飛来数は、年による変動が激しいようです。。
オスとメスはほぼ同色ですが、オスは次列風切の先端が赤く、初列風切先端に白色部があるのに対し、メスでは初列風切先端の外弁にだけ白斑があります。
下は背中側を写したものです。
「ヒレンジャク」の名前は「緋色の連雀」で、「連雀」は集団で行動するところからでしょう。 緋色は、体のあちこちに緋色の部分があるのですが、キレンジャクとの区別点となる尾の先端の赤い部分に注目されたようです。
ヒレンジャクの漢名は「十二紅」ですが、やはり尾羽に注目されていて、12枚ある尾羽の先端が赤いことによります。
下は飛び立つ瞬間で、尾羽を広げていますので、12枚あることも確認できます。
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コメント
ヒレンジャクくんに少しお酒を飲ませてみたい・・・・・・
>ヒレンジャクの漢名は「十二紅」ですが、やはり尾羽に注目されていて、12枚ある尾羽の先端が赤いことによります。
この段階ですぐシャーペンの先で数えてみました、11?みたいな?
>下は飛び立つ瞬間で、尾羽を広げていますので、12枚あることも確認できます。
それで、なんべんも数えてみましたが
11??
投稿: わんちゃん | 2009年3月 4日 (水) 16時53分
さすがわんちゃん! そのまま信じないで確認ですね。
じつは私も11しか数えられませんでした。
でも、常識的に考えて、左右対称のはずですから、偶数のはずです。奇数の左右対称の場合は中央にくるものは特別な存在として他とは違ってくるはずです。
たぶん重なって区別しにくいのか、ひょっとしたら1枚だけ抜け落ちているのかもしれませんが、その場合でも本来は12枚でしょう。
というようなことを言っていてはいけませんね。「○○のはず」ではなくて、やはり自分の目で確認すべきですね。
この問題はペンディングにしておきましょう。
投稿: そよかぜ | 2009年3月 5日 (木) 00時43分
こんばんは♪
ふーーんさっそく数えてみました
ほんとだ11枚・・・
昔の人はカメラがないのにどうやって数えたのか?
さて?さて?と思いましたが
捕まえたか死んだヒレンジャクを拾ったんですね
気が強そうな鳥に見えます
アイラインくっきりだからでしょうか
投稿: エフ | 2009年3月 7日 (土) 20時45分
「研究は標本を元に」が主流ですからね。
> 気が強そうな鳥に見えます
果実食中心の、いつも仲間と一緒にいる鳥です。
投稿: そよかぜ | 2009年3月 8日 (日) 08時53分
はじめましてitotonbosanです。
ヒレンジャクって奇麗な鳥なのですね。うっとりしました。
撮られている写真がとても奇麗なので羨ましい限りです。
このブログをヒトリシズカを検索していて知りました。
私はブログを書き始まったばかりですが,
一つ一つの記事が丁寧に書かれていて好感を持ちました。
よく観察していると感じました。
ところで幾つか聞きたいことがあります。
①ヤドリギの実が写っていますが何月頃写されましたか。
私は記録を無くしてしまったのです。
②このヤドリギは低い所についていましたか。
実まで大きく写っているからです。
③わんちゃんさんは【わんちゃんの独り言】の方ですか。
私もブログとHPを立ち上げました。見て下さい。
「図鑑北茨城」で検索の後「北茨城周辺の博物誌」です。
投稿: itotonbosan | 2013年3月 2日 (土) 06時05分
itotonbosanさん、はじめまして
コメントありがとうございます。
ご質問の件ですが、
① 撮影日は2月28日です。だいたい撮影日から1~2週間ほど遅れて記事にしています。
② ヤドリギはそんなに低い場所ではありません。35mmカメラに換算すると1,200mmの望遠レンズを使っていますし、トリミングしていますので、そのように見えるのでしょう。
③はそうです。
ブログとHP訪問させていただきましたよ。特に蛾は小蛾類の写真も充実していていいですね。
投稿: そよかぜ | 2013年3月 2日 (土) 20時45分