ヤマナラシ
ヤマナラシの花が一面に咲いていました(3月21日堺市岩室にて撮影)。
ヤマナラシの学名は Populus sieboldii、つまりポプラの仲間です。 ポプラの仲間は長く扁平な葉柄を持っていて、少しの風で葉が揺れて、葉と葉がこすれて音を出します。 「山鳴らし」の和名もこのようなところから来ているのでしょうが、葉は花の後から出てくるので、今は見ることができません。
ヤマナラシは雌雄異株。 常識的には雌花より雄花の方が数が多く、これだけ咲いているのは雄株だろうと思って花を見ると、なんとこれが雌株の花! ヤマナラシは成長が早く寿命の短いパイオニアプランツで、種子の数は多いのは分かるのですが、日当たりがいいとこれだけの雌花をつけるとは驚きです。
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コメント
こんにちは。
ポプラの仲間にもいろいろあるんですね。ヤマナラシはまだそれと認識して見たことがありませんでした。いろいろと勉強になります。有り難うございました。
投稿: 多摩NTの住人 | 2009年3月29日 (日) 15時15分
多摩NTの住人さん、こんにちは
ヤマナラシはよく行く所にありながら、私も今まで気付きませんでした。
風媒花はどうしても見過ごしてしまいます。
最近はワシタカ類が気になり、よく上を見るようになっているので気がついたのでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2009年3月29日 (日) 20時52分
>最近はワシタカ類が気になり、よく上を見るようになっているので気がついたのでしょうね
きれいな青空をみせていただきました。
ワシタカ類って大きいんでしょう?
その辺で飛んでるんですか?
投稿: わんちゃん | 2009年3月29日 (日) 22時07分
> ワシタカ類って大きいんでしょう?
一般的にワシの類は大きいですが、よく見るタカの類の大きさはタカが知れています。
よくカラスなどとバトルしてます。というか、最近私が見るのはいつも複数のカラスに追っかけられて遠ざかるものばかり・・・
投稿: そよかぜ | 2009年3月30日 (月) 06時48分
まさか、鷹がカラスに追っかけられて
そよかぜさんに「タカが知れてる」なんて
言われてるなんて・・・・
私のところでは、タカは強いイメージがあります。
我が青春時代に
「鷲と鷹」という強そうな映画がありました
投稿: わんちゃん | 2009年3月30日 (月) 19時10分
こちらにはケリに追いかけられていたノスリを載せています。
投稿: そよかぜ | 2009年3月30日 (月) 22時31分
こんばんは♪
ポプラって聞いたことあるけど木を見る機会は
ほとんどなくポプラという木があると思ってました
東京でおおきなポプラの木の葉が音を立ててるのを
聞いて感激してしばらく音を聞いてました
ヤマナラシいい名前ですね
投稿: エフ | 2009年3月30日 (月) 23時05分
ふつうポプラというと、セイヨウハコヤナギ( Populus nigra var. italica )かカロリナポプラ( Populus caroliensis )のことをさしている場合が多いようです。
風媒花はどうしても花が印象に残らず、見分けがいい加減になってしまいますね。
投稿: そよかぜ | 2009年3月30日 (月) 23時20分